新宿区に松山市の観光俳句ポストを設置
漱石・子規が結ぶ縁

最終更新日:2011年3月10日

写真:野志松山市長から観光俳句ポストの贈呈
写真:ネコをあしらった観光俳句ポスト
俳人正岡子規の生誕地・愛媛県松山市の観光俳句ポストが、新宿区(区長:中山弘子)に設置されることとなり、今日10日、野志克仁松山市長が来庁し、区役所本庁舎(歌舞伎町1-4-1)で贈呈式を行った。
新宿区と松山市のつながりは、新宿で生まれ没した文豪夏目漱石と子規との交流に由来する。漱石は、17歳で入学した大学予備門で子規と出会って友情を深め、1895年(明治28年)に尋常中学校の英語科の嘱託教員として松山に赴任した際には、松山で子規とともに暮らしたこともある。また、「漱石」の号は、1898年(明治22年)に子規の詩文集「七艸集」の巻末評で初めて用いられた。
松山市では、昭和41年から市内90か所に俳句ポストを設置しているが、「俳句」を通して市の魅力を全国に発信しようと、子規ゆかりの地など県外にも観光俳句ポストの設置を進めており、今回、新宿区に設置される2つのポストが記念の100個目、101個目となった。
贈呈式で野志市長が「100個目のポストを子規と親交のあった漱石ゆかりの地・新宿に設置できるのは大変うれしい。区民の皆さんにたくさんの俳句をポストにいただければ」と期待を込めると、中山区長は「漱石と子規との縁が観光俳句ポストという形になるのはすばらしいこと。さらに松山市との交流が深まれば」と応じた。
ネコをあしらったポストは、3月15日(火)から区立漱石公園内交流施設「道草庵」(早稲田南町7)、新宿歴史博物館(三栄町22)の2か所に設置。年4回、季節ごとに開函され、特選句は松山市が発行する句集に掲載されるほか、記念品が贈呈される。

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