新宿こころといのちのセーフティネット イベントを開催
「みみをすます~生きるのは哀しい けど 生きてるとたのしい」

最終更新日:2011年2月27日

写真:詩を朗読する谷川俊太郎さん
写真:ピアノを演奏する谷川賢作さん
写真:相談ナビコーナー
新宿区(区長:中山弘子)は、今日27日(日)、四谷区民ホール(内藤町87)で、詩と音楽のコラボレーション「みみをすます~生きるのは哀しい けど 生きてるとたのしい」を開催した。

このイベントは、谷川俊太郎さんの詩の朗読、谷川賢作さんが演奏するピアノの旋律を聴きながら、「生きること」や「いのち」について考えていただこうと企画したもの。大きな社会問題となっている心の健康と自殺の問題に、個人や家族だけではなく、社会全体で取り組んでいくことを目指している。

開催に先立ち中山区長は、「自殺対策は社会全体で取り組むべき重要な課題。本日の憩いのひとときを通して、誰もがより良く生きる社会を考えてほしい」とあいさつした。
コンサートでは初めに、谷川俊太郎さんが「みみをすます」を朗読。谷川賢作さんが「赤いスイートピー」を優しいピアノの音色で奏でると、会場は温かい雰囲気に包まれた。続いて、「朝のリレー」「願い」「どうして一緒にいるんだろう」などを朗読。また、谷川俊太郎さんが作詞した「鉄腕アトム」を歌い、会場に勇気と元気を伝えた。

四谷区民センター1階プラザでは、午後1時30分から4時まで「相談ナビコーナー」を開設。ハローワーク新宿、東京自殺防止センター、新宿救護センターなど区内の相談機関の協力で、心の悩みを抱えたときにどこに相談をしたらよいか、パンフレット等を用意し案内した。

来場した区内在住の女性は、「誰かが苦しんだり悩んだりしたときに、私自身も力になりたいです」と話してくれた。

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新宿区 健康部-健康政策課
電話03-5273-3494