「エコ防災ガラス」で省エネに貢献・防災力アップ
旭硝子が西戸山小学校体育館にエコ防災ガラスを寄贈

最終更新日:2011年2月14日

写真:寄贈された窓ガラス
写真:ガラスの特徴を説明
写真:ガラスを割る実験
写真:ガラスを割る実験
今日14日、区立西戸山小学校(百人町4-2-1、校長:二宮裕一)で「エコ防災ガラス」寄贈式を実施し、寄贈元の旭硝子株式会社に、中山弘子新宿区長が感謝状を贈呈した。

旭硝子は平成18年10月から「エコ防災ガラス寄贈プロジェクト」をスタートし、学校施設をはじめ地域の避難所に防災ガラスを寄贈し、今回で23か所目となる。都内での寄贈は西戸山小が初めてで、今回寄贈を受けた272枚のガラスは、昨年12月に体育館の窓ガラスとして入れ替えた。体育館は災害時に避難所として使用するため、地域の防災力向上にもつながる。

「エコ防災ガラス」は2枚のガラスの間に特殊フィルムを挟み込み、ガラスに当たったものが貫通しないので、ガラスはヒビが入っても割れにくく、防犯性・安全性に優れている。
また、赤外線(熱線)をカットするため、暑さ・寒さの影響を受けにくい環境に配慮した構造になっている。

式典に出席した旭硝子の小澤幸三さんは、「新潟県中越地震のとき、避難所となった体育館のガラスが割れているのを見て、ガラス会社として何かできることはないかと考え、5年前から防災ガラスの寄贈に取り組んでいます」とプロジェクトの主旨を説明し、寄贈目録と記念の盾を贈呈した。寄贈を受けて中山区長は、「子どもたちや学校のために、こうした活動をしてくださることに心から感謝します」と、安全な体育館に生まれ変わったことへの感謝を述べ、感謝状を贈呈した。

式典後には、旭硝子社員の皆さんが「ガラスについて学ぶ出張授業」を開催。4年生がガラスの特徴・種類・用途等を学んだ。実際にガラスを金づちで割り、4種類のガラス(普通・防火・強化・防災)の性能の違いも体験。力を込めて何度叩いても、ヒビが入るだけの防災ガラスを見て、子どもたちからは「すごい。強いね」と感嘆の声が沸き起こった。

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