コンサート「夏目漱石とクラシック音楽」参加者募集
漱石が聴いた音楽の世界へ

最終更新日:2011年1月12日

新宿区(区長:中山弘子)は、新宿で生まれ新宿で没したゆかりの文豪・夏目漱石が聴いたクラシック音楽の世界を演奏とお話でお届けするレクチャーコンサート「夏目漱石とクラシック音楽」を、漱石の誕生日の2月9日にちなんで企画した。

日本に西洋の音楽が入ってきた明治時代。漱石にコンサートに通う手ほどきをしたのは俳句の弟子である物理学者の寺田寅彦で、「吾輩は猫である」に登場するクラシック音楽通の水島寒月は、寺田がモデルになっている。
漱石は実際にどんなクラシック音楽を聴き、クラシック音楽は漱石の創作にどんな影響を与えたのか、「漱石が聴いたベートーヴェン」の著者・瀧井敬子さんのお話と東京フィルハーモニー交響楽団の協力で、漱石が体験したコンサートの情景を再現する。また、漱石が敬愛した哲学者ケーベルの、音楽家としての側面にも焦点を当てる。

■レクチャーコンサート「夏目漱石とクラシック音楽」概要
【日時】2月12日(土)午後3時開演(午後2時30分開場)
【会場】四谷区民ホール(内藤町87)
【プログラム】
★第1部「苦沙弥先生、寒月君に連れられて奏楽堂へ」…幸田延「ヴァイオリン・ソナタニ短調」、ヴュータン「ファンタジア・アパッショナータ」、メンデルスゾーン「ピアノ三重奏曲第1番から第1楽章」ほか
★第2部「漱石が敬愛したケーベル先生をめぐって」…ショパン「バラード第3番」、ケーベル「9つの歌」から、ドヴォルザーク「ピアノ五重奏曲から第1楽章」
【企画・監修・お話】瀧井敬子(東京藝術大学社会連携センター教授)
【演奏】堀江真理子(ピアノ)、羽山晃生(テノール)、東京フィルハーモニー弦楽四重奏団
【費用】無料
【申込み】はがきかファックスで、1月19日(必着)までに文化観光国際課(〒160-8484歌舞伎町1-4-1、区役所本庁舎1階)ファックス03-3209-1500へ。定員430名程度。応募者多数の場合は抽選。未就学児は入場できません。

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新宿区 文化観光産業部-文化観光課
文化観光国際係 電話03-5273-4069