「ホームレス・自立支援の取り組み」ハンドブックを作成
一人でも多くの方の理解を

最終更新日:2010年12月20日

新宿区(区長:中山弘子)では、ホームレスの自立支援策と区の取り組み等を地域の民生委員・児童委員や福祉に携わる職員などに広く紹介し、一人でも多くの区民の皆さんにホームレス問題への理解を深めていただこうと、ホームレス・自立支援の取り組みハンドブック「地域の人々の理解を深めるために」を作成した。

東京都の概数調査によると、新宿区内のホームレスは平成16年8月の1,102人をピークに年々減少。今年8月には258人と、これまでの支援により大幅に減少したと言えるが、生活に困窮し、健康や家族の問題など複雑で解決が困難な課題を抱えるホームレスの自立支援は、地道に粘り強く継続性を持って取り組むことが必要である。ホームレス問題の解決には地域の理解が重要であり、NPO等の支援団体との連携が欠かせないことから、新宿区では、今年2月に策定した「第2期ホームレスの自立支援等に関する推進計画」(平成22年度~25年度計画)の中で、取り組みを紹介するハンドブックを作成することとしていた。

ハンドブックはA5判26ページ。「ホームレスって?」「新宿区にはどうして多くのホームレスの人が集まるの?」「ホームレスの人々はどのようなタイプがあるのですか?」などの疑問への回答や都区の具体的な支援策、今後の支援に向けての区の考え方を紹介している。資料編として、これからの支援のイメージの図解や用語解説、ホームレス数の推移などの統計も掲載している。1,000部作成し、町会・自治会、民生委員・児童委員、青少年育成委員会、支援団体、関係行政機関等に配布していく。また、生活福祉課(新宿5-18-21、区役所第2分庁舎1階)で配布しているほか、新宿区ホームページでも公開する。

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問合せ:生活福祉課自立支援係 電話03-5273-4570