新宿ものづくりマイスター認定式
「技の名匠」5名を認定

最終更新日:2010年12月6日

写真:「技の名匠」の5名の皆さん
写真:認定式
写真:山本さんが手がけたコントラバス
新宿区(区長:中山弘子)は、今日6日、「新宿ものづくりマイスター『技の名匠』」の認定式を、区立産業会館(BIZ新宿、西新宿6-8-2)で開催した。

平成20年度から始まったこの制度は、区内の伝統産業やものづくり産業に10年以上携わる優秀な技術・技能を持った方を「技の名匠」として認定している。
実地調査を経て、新宿ものづくりマイスター認定審査会(委員長:平野拓夫・多摩美術大学名誉教授)が選定。今年度は、区の地場産業である染色業から「東京手描友禅」と「染色補正」、その他の分野から「桐箪笥製造」「管楽器製造」「弦楽器製造」で活躍する5名を「技の名匠」に認定した。

午後2時からの認定式で、中山区長は「この認定制度によって優れた技術が広く知られ継承されていくとともに、それが新たな産業と結びついて発展していくことを期待しています」と述べた。

認定された石森信二さんは「音楽愛好家や楽器を演奏する人が増え、大久保は楽器のまちになりつつあります。いろいろな方に愛用される楽器を作るために、これからもより一層励んでいきたい」と受賞の喜びを語った。

認定式に続いて行われた懇談会では、「技の名匠」の皆さんが培った技の数々や、伝統を生かし続けていく苦労などについて語り、異なる業種の「名匠」が交流する場となった。また、弦楽器製造の山本さんの長年のお客様がお祝いに駆けつけ、山本さんの手がけたコントラバスで演奏を披露すると、会場は深い音色に包まれた。

担当の産業振興課は「今後も区内のものづくり産業を支えている素晴らしい技術者の方を幅広く紹介し、産業の振興を図っていきたい」としている。

■平成22年度 「技の名匠」の認定者と業種(敬称略・50音順)
石森信二(管楽器製造)、熊崎和人(東京手描友禅)、松田光二(染色補正)、松本義明(桐箪笥製造)、山本隆志(弦楽器製造)

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