西新宿中学校で交通安全指導を実施
スタントマンが交通事故の衝撃を再現

最終更新日:2010年10月22日

写真:交差点での巻き込み事故
写真:傘差し運転と二人乗り運転による自転車同士の接触事故
写真:自動車の死角と自転車の飛び出しによる事故
今日22日、区立西新宿中学校(西新宿8―2―44、校長:野口敏朗)校庭で、新宿警察署がスタントマンの実演を取り入れた交通安全指導を実施した。
 
新宿区教育委員会では、児童・生徒への交通安全指導の一環として、学校の年間指導計画に基づき、定期的な交通安全教室を開催している。今回のようなスタントマンを活用した交通安全指導は、区立学校では初めての取り組み。

交通安全指導に先立ち、大友副校長が「今回指導されたことを踏まえて交通ルールを守り、日ごろから周りの手本となるように行動しましょう」とあいさつ。その後、新宿警察署の巡査部長が、二人乗りや携帯電話を使用しながらの運転など、自転車走行における違反行為を注意し、正しい自転車の乗り方を指導した。

実際のスタントでは、自転車の走行中に交差点で大型車の車輪に巻き込まれる事故や自動車ドライバーの死角に入ることで発生する事故など、スタントマンが迫真の演技で事故の衝撃を再現。自転車側が被害者となる事故のほか、自転車の傘差し運転による前方不注意が原因で他の自転車や歩行者に接触する事故など、自転車側が加害者になる事故も再現し、中学生に交通ルール・マナーの大切さを訴えた。

会場となった校庭には全校生徒約130名が集まり、目の前で繰り広げられる事故の衝撃を、身を乗り出して見守っていた。

3年生の男子生徒は「実際に事故の状況を見ることで恐怖感を持った。どうすれば事故を防ぐことができるかという説明も分かりやすかった」と話してくれた。

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