内藤とうがらしを展示中
江戸の伝統野菜

最終更新日:2010年10月4日

写真:実をつけた内藤とうがらし
写真:展示の様子
新宿区役所本庁舎正面入り口前(歌舞伎町1-4-1)で、10月下旬まで内藤とうがらしを展示している。

内藤とうがらしは、現在の新宿御苑一帯に下屋敷を構えた高遠藩主内藤家が、屋敷内で野菜を栽培したことが始まり。江戸の人口の増加に伴い、近郊の農家では、野菜が盛んに栽培されたといわれている。

新宿区内では、江戸時代の食文化の掘り起こしを進めるNPOが四谷地区協議会と連携して内藤とうがらしの苗を区民に配布。また、デパートで内藤とうがらしにちなんだどら焼きや団子などを、期間限定で販売するなどの取り組みもされている。

展示している内藤とうがらしは八房という品種で、実が房状に集まり上を向いて葉の上に出るように付くのが特徴。天に向かって色づく実から、江戸時代には一面を真っ赤に染めたというとうがらし畑の光景を思い描いてみてはいかがでしょうか。

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