新宿の森・沼田 開設記念植樹イベントを開催
カーボンオフセット事業オープニングセレモニー

最終更新日:2010年5月10日

写真:三者で協定締結
写真:コナラの植樹
今年3月に「地球環境保全のための連携に関する協定」を結んだ新宿区(区長:中山弘子)と群馬県沼田市(市長:星野已喜雄)は、5月9日(日)、沼田市で「新宿の森・沼田」の森林整備実施に関する協定を、同地の所有者で今後の森林整備にも関わる社団法人高平公益社を加えた三者で締結。家庭や事業所で率先して省エネに取り組む「新宿エコ隊員」を中心とする新宿区民と小学生120名、沼田市民280名が参加し、「新宿の森・沼田」開設記念植樹イベントを開催した。

区では、地球温暖化対策・ヒートアイランド対策を強化し、区内のCO2排出量削減に向けてさまざまな取り組みを進めるとともに、区外の森林保全で増加したCO2吸収量を区内のCO2排出量から相殺するカーボンオフセットの仕組みづくりにも重点的に取り組んでいる。
沼田市は区の水源である利根川上流域に位置し、貴重な自然を有する。森林整備の強化が必要な沼田市とはイベント等でも交流があったことから、相互協力について合意。今年3月6日、「地球環境保全のための連携に関する協定」に調印し、今回の「森林整備実施に関する協定」の締結、植樹イベント実施に至った。

「新宿の森・沼田」は、ゴルフ場跡地(沼田市白沢町高平地区)に開設した広さ約17ha。両区市長らによる協定の調印式、区長・市長に小学生も加わった記念植樹式の後、沼田市民からコーラスや和太鼓、沼田産のお米や山菜を使った昼食の歓迎を受け、笑顔で交流を深めた。午後は地元の方の指導を受けて、使い慣れない道具に悪戦苦闘しながらも、区民・市民、大人も子どもも協力して、約4,000本のコナラを植樹した。

沼田市での「新宿の森」開設は、平成21年5月の区の友好提携都市・長野県伊那市での開設に続き2か所目。今後3年間、植林や下刈り等の森林整備事業を支援し、健全な森林の育成を促進することでカーボンオフセットを進め、年間70トンのCO2吸収効果が見込まれるほか、「新宿の森・沼田」を環境教育・体験学習の場として活用していく。

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