新宿自治フォーラム2010「これからの自治の創造」を開催
新宿区の地域コミュニティの可能性を探る

最終更新日:2010年3月27日

名和田教授講演
パネルディスカッション
会場の様子
今日27日(土)、新宿自治創造研究所(所長:金安岩男・慶應義塾大学教授)は、新宿文化センター(新宿6-14-1)で「新宿区自治フォーラム2010 これからの自治の創造」を開催した。同研究所は、自治体シンクタンクとして区が平成20年4月に設置。区の政策課題に関する調査・研究を行っている。

講演会は研究所の活動を広く内外にアピールするとともに多くの方に自治に関心を持ってもらおうと、昨年度に引き続き企画したもの。会場には区民の方など約80名が来場した。

開催にあたり金安所長は研究所の取り組みについて概括的に説明。藤牧功太郎副所長が「基礎自治体としての新宿区の今後のあり方」など、研究所の3つの研究テーマとその成果を報告した。

第1部は「第29次地方制度調査会委員」や総務省の「新しいコミュニティのあり方に関する研究会」座長を歴任する名和田是彦・法政大学教授が「新宿区における地域コミュニティの再生~仕組みと取り組み」をテーマに講演。名和田教授は、バブル経済崩壊後、地域に求められる力が複雑化する中で、新しいコミュニティ組織として必要となった地区協議会について説明。新宿区において、自治会を中心に民生委員や各種地域団体の情報交換・連携の場として機能する地区協議会の意義を語った。

第2部の「新宿区の地域コミュニティの可能性」と題したパネルディスカッションでは、金安所長がコーディネーターとなり、パネリストとして名和田教授、大杉覚・首都大学東京大学院教授、森反章夫・東京経済大学教授、牧瀬稔・(財)地域開発研究所研究員が意見を交換。地域コミュニティが有効に機能するための課題やコミュニティの形成過程における行政の役割など、地方自治体が取り組むべき課題が示された。

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