新宿区・わらび座共同制作ミュージカル「アトム」制作発表
十万馬力の心がよみがえる“ロボット版青春グラフィティ”

最終更新日:2010年3月23日

写真:集合写真
写真:あいさつする中山区長
写真:コメントする横内さん
今日23日、新宿区(区長:中山弘子)と劇団わらび座(代表:是永幹夫)は、共同制作ミュージカル「アトム」(手塚治虫原案)の制作発表を、東京都健康プラザハイジア(歌舞伎町2-44-1)で行った。

新宿区とわらび座の共同制作ミュージカルは、平成20年の「火の鳥~鳳凰編~」に続き2回目。区は、平成22年4月1日に「新宿区文化芸術振興基本条例」を制定するほか、「公益財団法人新宿未来創造財団」を設立する。ミュージカル「アトム」は、この条例の制定と新財団の発足を記念するもので、中山区長は「高田馬場生まれのアトムを素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんの力で上演できることを大変うれしく思います」とあいさつした。

物語の舞台は20XX年、十万馬力のアトムが博物館に眠る時代。人間と同じ心を持つロボットたちは、人間に絶対服従を強いられ不満を募らせていた。そんな中、ロボットバンド「青騎士団」の歌は、ロボットだけでなく人間の若者たちの心をもつかみ、やがてロボットと人間は恋に落ちる・・・。
作・演出の横内謙介さんは、今回の作品を「わかりやすく言えば、ロボット版ウエスト・サイド・ストーリー。誰もが驚き、楽しめる青春グラフィティをアトムで表現したい」と説明。わらび座の是永代表は「手塚氏のメッセージを現代に問いかける作品に」とコメントした。振付のラッキィ池田さんは「振付は(僕の中では)すでに完成したので、明日幕が開いても大丈夫」と、会場を沸かせた。また、劇中歌「I LOVE YOU」が出演者によって披露された。

ミュージカル「アトム」は、6月19日からの新宿文化センター(新宿6-14-1)8公演を皮切りに、新宿発のミュージカルとして全国で公演される。

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