耐震改修体感モデル「たおれんぞう」を展示
あなたの住まいは地震に自信がありますか

最終更新日:2010年1月25日

写真:展示の様子
6,000人以上もの命が奪われた平成7年の阪神・淡路大震災では、犠牲者の8割以上が建物の倒壊、家具の転倒により亡くなったといわれている。首都直下地震など巨大地震の発生も懸念される中、新宿区(区長:中山弘子)では、「住宅の耐震」に一層関心を持っていただこうと、今日25日から、区役所本庁舎1階ロビー(歌舞伎町1-4―1)で耐震改修体感モデル「たおれんぞう」を展示している。
 区では平成16年度以降、民間の木造建築物等の耐震化を支援。20年度からは、費用負担が比較的少ない木造住宅の簡易耐震補強工事への助成を開始したほか、耐震シェルターや耐震ベッドの設置費用、緊急輸送道路沿道建築物の耐震診断・耐震補強計画作成費用を一部助成するなど、支援を拡充している。
昨年1月には、「耐震で安心!」をキャッチフレーズに、耐震化推進イメージキャラクター「耐震くん」や耐震支援事業を体系的に紹介するパンフレットを作成し、PRに努めてきたものの、住まいの耐震が命に関わる切実な問題として、なかなか認識されていないのが現状。

今回展示しているモデル「たおれんぞう」は、筋交いや丈夫な板がどのくらい効果を発揮するのか、実際に柱を手で押して体感できる装置で、神戸市のモデル「ゆれゆれ君」を参考に区が製作。今月17日に実施した「耐震フォーラム2010」でお披露目し、愛称を募集した。

担当の地域整備課では、「ちょっとした工夫で住まいが驚くほど丈夫になることを、このモデルでぜひ体感してほしい。震災で大切な人を失わないよう、一人一人が今できることを考え行動につながっていけば」と期待する。
モデルの展示は1月29日(金)まで。午前8時30分~午後5時(26日は午後7時まで)。併せて耐震シェルターの模型や耐震ベッドを展示しているほか、相談も受け付ける。

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新宿区 都市計画部-防災都市づくり課
電話03-5273-3829