新宿歴史博物館所蔵資料展 林芙美子と落合の文化人たち

最終更新日:2010年1月13日

写真:林芙美子・下落合にて(昭和15年)林芙美子・下落合にて(昭和15年)
新宿歴史博物館(三栄町22)では、1月16日(土)から、所蔵資料展「林芙美子と落合の文化人たち」を開催する。

大正から昭和にかけて、郊外の景観を残しつつ住宅地として開発された落合。都心の喧騒を離れ、静かな創作環境や魅力ある風景を求めて多くの文化人が移り住み、互いに交流を重ねていた。
今回の展示では、林芙美子をはじめ、吉屋信子、村山知義、舟橋聖一など落合ゆかりの文学者を紹介するほか、赤毛のアン記念館・村岡花子文庫から未発表の林芙美子詩稿をお借りして展示する。これは、これまで出典が不明とされていた林芙美子の「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき」という名句の原典ではないかとされた資料で、都内では初めての展示となる。
会期中、落合第二特別出張所が作成したビデオ「自然・歴史・文化の街 落合」も上映する。

■「林芙美子と落合の文化人たち」概要
【日時】1月16日(土)~3月14日(日)9時30分~17時30分(入館は17時まで)1月25日、2月8日・22日、3月8日の月曜日は休館
【会場】新宿歴史博物館地下1階企画展示室(三栄町22)
【観覧料】無料

■関連イベント
(1)講演会とトークショー「芙美子の世界」
【日時】2月21日(日)13時~16時
【会場】新宿歴史博物館2階講堂(三栄町22)
【内容】トークショー「芙美子を語る」(林福江さん/林芙美子の姪)
朗読~小説「放浪記」から(林芙美子記念館解説者の会「ざくろの会」)
講演「林芙美子と女人芸術の人々」
(尾形明子さん/文芸評論家・NPO法人現代女性文化研究所理事)
【費用】500円
【申込み】往復はがきで新宿歴史博物館へ。2月11日必着。定員100名。応募者多数の場合は抽選。

(2)「放浪記」のゆかりの地を訪ねて ~新宿~
【日時】2月28日(日)9時~12時
【内容】林芙美子の出世作「放浪記」に登場する場所や芙美子ゆかりの地を、ガイドボランティアの解説で散策。コース(予定)は熊野神社~成子天神社~新宿大ガード~旭町~カフェー「金の星」跡~カフェー「つるや」跡~新宿歴史博物館(雨天実施)
【費用】400円
【申込み】往復はがきで新宿歴史博物館へ。2月18日必着。定員40名。応募者多数の場合は抽選。

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問合せ:新宿歴史博物館 電話03-3359-2131