新宿歴史博物館特別展 林忠彦写真展
新宿・時代の貌 ~カストリ時代・文士の時代~

最終更新日:2009年10月28日

写真:「太宰治」昭和21年「太宰治」昭和21年(写真提供:林義勝)
写真:「焼け跡の母子」高田馬場 昭和22年「焼け跡の母子」高田馬場 昭和22年(写真提供:林義勝)
新宿歴史博物館(三栄町22)では、10月31日(土)から特別展・林忠彦写真展「新宿・時代の貌(かお)カストリ時代・文士の時代」を開催する。

山口県の写真館に生まれ、日本写真史に名を刻す写真家・林忠彦。戦後の風俗を見事にとらえた作品は、数々の大衆雑誌に掲載された。また、戦後文学の旗手と言われた坂口安吾、太宰治らと出会い、その肖像写真の撮影を契機に写真家としての評価を確立していった。
半世紀に渡り創作した作品から、「カストリ時代」では代表作3点と新宿区内で撮影された作品を、「文士の時代」では代表作「坂口安吾」「織田作之助」「太宰治」ほか、新宿ゆかりの「林芙美子」「三島由紀夫」など25名の肖像写真を、同館所蔵の文学資料とともに展示する。
11月25日(水)からは展示替えを行い、11月29日(日)からは遺作となった「東海道」から代表作を特別公開する。
また、記念講演会として、11月1日(日)には、同世代の写真家として現在活躍中の林義勝さん、坂口綱男さんが、父・林忠彦、坂口安吾の作品や思い出を語る「林忠彦・坂口安吾のいる風景」を、11月29日(日)には、撮影に同行した林義勝さんが撮影エピソードを語る「我が父・林忠彦と遺作『東海道』」を開催する。

■林忠彦写真展概要
【日時】10月31日(土)~12月19日(土)9時30分~17時30分(入館は17時まで)/11月の金曜日、12月の木・金曜日は20時まで開館(入館は19時30分まで)/11月9日(月)・24日(火)、12月14日(月)は休館
【会場】新宿歴史博物館企画展示室(三栄町22)
【観覧料】300円(常設展とのセット券500円)中学生までは無料、団体割引(20名以上)150円

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新宿歴史博物館 電話03-3359-2131