新宿駅の東西を結ぶ新宿ＷＥバス　車両デザインと運行計画を決定

　新宿区（区長：中山弘子）は、新宿駅周辺の回遊性の確保と魅力あるまちづくりの手段の一つとして、観光スポット・商業施設・駐車場・駅等を結ぶ循環型バスの運行に向け、バス運行事業者と調整を進めてきた。このほど車両デザインと運行計画を決定し、9月27日（日）からの運行開始を予定している。

　区では、循環型バスの導入を具体的に協議する場として、平成18年8月に「新宿駅周辺循環型バス導入対策協議会」を設置し、調査・検討を進めてきた。昨年6月には、バスの運行事業者として公募型プロポーザルで京王バス東株式会社を選定した。
　バスのルートは、新宿駅西口～歌舞伎町～新宿三丁目～新宿駅南口～都庁周辺～新宿駅西口と、新宿駅の東西を環状に結ぶ約5km。東口の百貨店・飲食店・映画館、西口の高層ビル街・都庁・ホテルなど、駅周辺のさまざまな場所への交通の利便を図る。車両は落ち着いた光沢感のある濃紺色。開放感のある天窓から、新宿の様々な表情を見ることができるデザインとし、車内では新宿の街を楽しんでいただけるよう、イベント等の情報をモニター画面やパンフレットで提供する。
　また、環境にやさしい取組みとして、西口周辺の公共駐車場に駐車し、新宿ＷＥバスを利用して新宿を回遊するパーク＆バスライドについても、東京都環境局と連携して導入を検討している。

　運賃は1回100円。1日乗車券300円。その他、グループ割引やパーク＆バスライド運賃も導入する。
　9月23日（祝）・26日（土）には区民の方対象の試乗会、運行開始当日の9月27日（日）にはオープニングセレモニーを予定している。
　交通対策課では、「新宿駅東西の連携と回遊性、より一層のにぎわいの確保につながる循環型バス。新宿を訪れる方からも、地域の方からも親しまれるバスとして、多くの方に利用していただきたい」と期待している。