新宿区3Ｒ推進協議会がレジ袋等容器包装類の削減に向けて　「新宿エコ自慢ポイント～見えるしくみ・ほめあうしくみ」を提唱

　新宿区における3Ｒ(リデユース・リユース・リサイクル)の推進に向けた連携の核として実現可能な具体策を検討・実施するため、新宿区（区長：中山弘子）の呼び掛けにより、平成20年4月に区民団体・区内小売店等事業者とともに設立した「新宿区3Ｒ推進協議会」（座長：崎田裕子）は、レジ袋等容器包装類の削減に向け、夏から開始する「新宿エコ自慢ポイント」の取り組みを提唱した。

　現在、買い物でレジ袋（紙袋）を辞退した際、レシートにエコポイント等の印字をしたり、カード等にスタンプを押印する店舗がある。
　「新宿エコ自慢ポイント」とは、これらの表示を「環境に良い消費行動をした証拠」として捉え（「見えるしくみ」）、この「証拠」となるレシート等を集めて、区や環境保全団体等が主催するイベントなどで楽しく活用する（「ほめあうしくみ」）という仕組みのこと。従来行われている各店舗での特典に加え、地域で更に活用するというものである。地域での活用の方法については、景品の配布ばかりでなく、ポイント競争をしたり、体験学習などで利用するなど、楽しく参加できる仕組みを行事主催者が工夫していく。

　これは従来、個々に行ってきた「店側」の取り組みと「区民側」の活動とを「つなぐ」ことが狙い。この取り組みにより、レジ袋（紙袋）等の辞退を促進するとともに、環境問題・ごみ問題全般についての意識の啓発と実践の定着を図っていく。

　ポイント活用行事としては、まず、8月23日(土)の新宿区環境学習情報センター主催の夏休み環境イベントでの活用を予定している。その後の行事や実施店舗等については、現在、同協議会において調整中で、準備が整い次第、対応できる事業者から順次開始し、仕組みの充実・拡大を図っていく。行事や実施店舗等の情報は、新宿区ホームページ内の生活環境課のページなどに掲載される。
　また、協議会では、「新宿エコ自慢ポイント」に限らず、3Ｒに向けた協議会構成員のさまざまな取り組みについても広く発信していく。