東戸山小で元日本代表選手によるサッカー教室開催

最終更新日:2008年1月21日

写真:校庭で相馬さんの話を聞く子どもたち
写真:子どもたちの質問に答える相馬さん
写真:子どもたちに指導する相馬さん
 区教育委員会(教育長:金子良江)は、1月21日(月)午前10時から、区立東戸山小学校(戸山2-34-2)(校長:飯田孝一)で、スポーツ選手ふれあい指導事業サッカー教室を実施した。

 この事業は、文部科学省と(財)日本体育協会が「子どもの体力向上キャンペーン」の一環として、各学校にトップアスリートを派遣し、児童と触れ合うことで、子どもたちがスポーツの楽しさや人との交流の意義を味わい、継続的にスポーツを行うきっかけになることを目的として行っている。
 東戸山小学校に派遣されたのは、日本代表としてワールドカップの出場経験もあり、12年間、プロサッカー選手として活躍した相馬直樹さん。5・6年生約110名が参加した。

 初めに体育館で、相馬さんは、サッカーが大好きな気持ちを持ち続けたこと、できないことがあっても「どうしたらできるようになるのか、うまくなれるか」を考え続けたこと、ケガをしてもあきらめなかったことを話し、「今、自分が好きだと思っていることを大切にして、途中であきらめずにやり続けてほしい」と語りかけた。
 子どもたちからは積極的に質問が挙がり、「サッカーをやめたいと思ったことはありますか?」という質問には、「やめたいと思ったことはないけれど、不安な気持ちになったことは何度かあります」と正直に答えてくれる相馬さんに、親しみを感じている様子だった。

 場所を校庭に移してからは、サッカーボールを1個ずつ持ち、相馬さんの指示のもと、ボールを使った数種類の運動にチャレンジした。少し難しい運動のときは、「一度できなくても、何度もやってみよう」と声をかけ、何回かめにできた子どもには、笑顔で応えていた。
 続けて、8チームに分かれ、ボールをバトンとしたリレーゲームを行い、子どもたちは、チームで工夫することや仲間と助け合いながら取り組むことの大切さと楽しさを実感しているようだった。

 相馬さんは、教室の最後に「あきらめないことと、助け合うことを忘れないでください。身体を動かす楽しさも感じてもらえたと思うので、これからも機会を見つけてスポーツを楽しんでください」と子どもたちに伝えた。
 参加した6年生は、「サッカーをやっているので、今日教わったことを続けていきたい」、「あきらめないことを忘れずにがんばりたい」と感想を話していた。

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