自分たちでドラマを作ろう! ~ドラマキッズ、公演ドラマ創作快調~

最終更新日:2007年12月12日

写真:話し合いをする子どもたち
写真:他の子の演技を見る子どもたち
写真:演技をする子どもたち
 こどもアートフェスタSHINJUKU実行委員会は、10月2日から主に火曜日、全12回にわたって「DORAMA KIDS SHINJUKU(ドラマキッズシンジュク)」を区立津久戸小学校(津久戸町2-2)で開催している。

 同実行委員会は、新宿区教育委員会(教育長:金子良江)・表現教育研究所・新宿子ども劇場で構成され、文化庁の支援を受けて子どもたちを対象にしたゴスペルやダンスなどのプログラムを展開している。そのひとつがこのドラマキッズだ。

 ドラマキッズは、子どもたちが等身大の体験の中から自分たちの言葉やアイデアによってドラマ作品を創作していくものである。参加者の自己表現・自己発見・他者理解・コミュニケーション力を伸ばし大切にしながら、創作過程の中にさまざまな学びを得ることのできるワークショップでもある。

 参加者は区内在住の小学3年生から中学2年生、10名。自己表現ワークショップを経て、12月11日(火)は、1月の発表に向けたドラマを創作中だった。お父さんがプロレスラーという設定に、子どもたちからの新しいアイデアが次々盛り込まれながらドラマが作られていく。

 ドラマキッズ代表者の荒木範子さんは、「子どもたちはこの場では、どんな表現をしても何を言っても認められるという体験をしています。徐々に生き生きと心の中がやわらかくなっていくのを感じます。リラックスした中から本音の発信ができるようになってきました」と子どもたちの変化を感じている。

 講師の杉浦圭太さんに、異年齢の参加者の中で作品をまとめる工夫を尋ねると「中学生からはさまざまな実際の体験を引き出すことができます。また、小学生から出る面白い発想を他人にも伝わるようにして、両者を併せバランスをとっていくことが大切ですね」。そして、「コミュニケーションと表現することは同じです。子どもたちにはこの講座を通して、困難を乗り越える想像力と実現力を身につけてほしいと思います」と話してくれた。

 参加している中学生の女の子は「友達が演劇をやっていて楽しそうだったから、自分もやってみようと応募しました。台本がなくて自分で作ってもいいところが楽しいです」。同じく5年生の女の子は「みんなでやると、たくさんのアイデアが浮かんでくるのが面白い」と笑顔で答えてくれた。

 創作したドラマは、1月20日(日)に牛込箪笥区民ホールで行う「ニューイヤーキッズミュージアム」の中で発表する。

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