漱石の孫、松岡陽子マックレインさんが新宿歴史博物館を訪問

最終更新日:2007年12月8日

写真:山房の模型を見る松岡さん
写真:写真:展示を見学する松岡さん
写真:展示を見学する松岡さんと中山区長
 12月8日(土)午後4時、夏目漱石の孫にあたる松岡陽子マックレインさんが新宿歴史博物館(三栄町22)を訪れた。
 松岡さんは、漱石の長女筆子さんと作家松岡譲氏のお子さんで、現在アメリカ合衆国のオレゴン州に在住。

 出迎えた中山弘子新宿区長らと同博物館の事務室で歓談。
 中山区長は、先日歴史博物館で発見された、昭和28年の漱石山房跡での猫塚復元記念式典のフィルムのことや10月に発行した冊子「夏目漱石生誕140年記念 漱石山房秋冬~漱石をめぐる人々」などについて説明した。松岡さんは「フィルムを是非拝見したいと思って来ました」と話した。

 その後、歴史博物館で12月16日(日)まで開催している特別展「夏目漱石と新宿の文学者たち」を、区長とともに学芸員の解説を受けながら見学。
 漱石の子規に送った原稿を見て「文字がとても優しいのよね」と話したり、木曜会のコーナーで漱石の書簡を目にして「こうやって、若い人が送ってくる原稿をちゃんと読んであげてたんですよ」と漱石の優しい人柄について話していた。
 また、お母様の筆子さんら漱石の子ども達が写っている写真を見て、一人一人の名前を呼んだり、松岡さんが生まれたところでもある漱石山房の模型の前では、「こんな小さなところに9人も住んでいて祖母は大変だったと思うわ」と、懐かしそうに眺めたりしていた。

 最後に、今回発見されたフィルムを見て、漱石の鏡子夫人や長男の純一氏が映し出されるシーンでは「あ~ほんとだ」と、とても懐かしそうな様子だった。
 フィルムを見終わって、おじの純一氏について「とってもおしゃれな人でしたよ」とさまざまな思い出を話して、歴史博物館を後にした。

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