新宿区の子どもがお父さんと一緒に「親子自然体験」

最終更新日:2007年11月24日

写真:自然中でみんなで遊ぼう
写真:白樺の皮むき競争
写真:レンジャーの説明を聞く参加者
 11月23日(金)~24日(土)、新宿区内在住の小学校3年から6年生と父親の18組37名が1泊2日の「親子自然体験」に参加した。

 日ごろ子どもとかかわりあう時間の少ない男性保護者と子どもたちが、都会を離れ、自然体験を通した触れ合いから新たな発見をしてもらおうと、山梨県立八ヶ岳少年自然の家と財団法人キープ協会キープ自然学校で実施された。日頃、地域で生涯学習の普及に取り組んでいる新宿区生涯学習推進委員会が企画したもので、数名がスタッフとして同行した。

 初日の午後、八ヶ岳に到着した参加者は、キープ自然学校のレンジャー(自然と人の橋渡し役)に導かれて早速森に入った。モミの木の葉っぱを折るとグレープフルーツの匂いがすると教わり、子どもたちは「ほんとだ!すごい」と驚いていた。また、「森のエビフライ」と呼ばれているリスが食べた松ぼっくりのカスを探したり、都会では見られない10cmの霜柱を見つけるなど、秋から冬へと季節が移り変わる木々や動物の生態を観察をしたり、自然とのふれあいを楽しんでいた。

 夕食後も森に出かけ、夜の静けさや闇の深さをじっくり感じるナイトハイク。森にライトを向けると鹿の目が赤く光り、暗闇で出会った鹿の群れに参加者は大興奮していた。5分間寝転がって夜を味わった参加者は、「月明かりが思っていたよりずっと明るかった」、「息子と手をつないで夜空を見ていたら、幸せな気持ちになった」と語っていた。

 二日目は、親子で一緒にそば打ちを体験し、自分で打ったそばを食べるなど、父子が触れ合う時間をたっぷりと楽しんだ。

 参加した子どもたちは、「夜は寒かったけど、自然の中で遊べて楽しかった」、「お父さんと一緒にいろいろなものを作ったのがうれしかった」と話していた。父親たちは、「都会では味わえない大自然にふれることができた」、「普段娘と一緒に何かをやる時間が少ないので、充実した2日間を過ごせた」と感想を話していた。

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