「玉川上水を偲ぶ流れイベント」を開催

最終更新日:2007年11月9日

写真:玉川上水の歴史を学ぶ子どもたち
写真:玉川上水の歴史を学ぶ子どもたち
写真:みんなで力を合わせてせせらぎ作り
 区は、11月9日(金)、新宿御苑散策路(内藤町)で「玉川上水を偲ぶ流れイベント」を開催した。
 玉川上水は江戸の飲料水供給のため、多摩川の羽村堰から新宿の四谷大木戸まであった約43キロの上水路。

 区は現在、以前玉川上水のあった場所の近くに「玉川上水を偲ぶ流れ」を造ることを検討しているが、今日は、新宿御苑近くの花園小学校5年生の子どもたちに、身近な場所にあった玉川上水に関心をもち、理解を深めてもらうため開催した。

 玉川上水の場所や歴史、水と緑がヒートアイランド都市を冷やす効果があることなどを説明した後、散策路に移動。せせらぎづくりには、材木、ロール紙の芯、ビニールを用意。
 これらをどのように使えばせせらぎができるかを、石川幹子慶應義塾大学教授が子どもたちにヒントを与えながら製作を開始。ロール紙の芯をビニールの片側の下に置き、ビニールの上からは両側に重しとして材木を置いた。

 水源にみたてたホースから水を流し、うまく流れるように片側を子どもたちが持つなど工夫すると、水は下流まで流れていった。子どもたちは水を触って大喜び。落ち葉を水路に入れると、水にのってゆっくり流れていき、自分たちでつくったせせらぎを楽しんだ。

 その後、色紙を切って飾りを作った後、「今日の感想」「願い事」などを短冊に書き、水路の近くに張った糸にみんなで付け、せせらぎを飾り付けた。短冊には「川が完成していっぱい遊べますように」「家の周りに川ができますように」などとあり、子どもたちがせせらぎに期待する思いが込められていた。

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