今年のテーマは「もったいない!」~早稲田地球感謝祭~

最終更新日:2007年9月23日

写真:多くの来場者でにぎわうキャンパス
写真:空き缶・ペットボトル回収機に空き缶を入れる女の子
写真:ケナフではがき作りを体験する男の子
 9月23日(祝)、早稲田大学西早稲田キャンパス(西早稲田1-6-1)で、早稲田大学周辺商店連合会(会長:清水恒夫)・早稲田地球感謝祭実行委員会(実行委員長:山内康行)主催による、「早稲田地球感謝祭2007」が開催された。

 この催しは、地域と大学が一体となって「ごみ問題」や「安全・安心のまちづくり」など、生活に密着したテーマを掲げて1996年から開催してきたもので、今回で12回を迎える。

 午前10時からのオープニングで挨拶に立った中山弘子新宿区長は、「人々が集まり交流していくことを通して、その輪がもっと広がっていくことを願っています。地域、大学、さまざまな方に支えられて元気に開催されているこのお祭りは、新宿の未来を感じさせてくれます。今後もこうしたまちづくりを進めていきたいと思います。」と述べた。

 今年のテーマは「もったいない!」。すべての企画でもったいないについて考え、各ブースでその内容を掲げた。例えばコロッケなどを売っていた模擬店では「閉店時に温蔵庫等のコンセントを抜いています」という実際にお店で実践している省エネをPR。また、紙芝居を子ども達に見せているところでは「江戸時代のもったいない生活を知ってもらい現代では何ができるか考えよう」と企画の趣旨を理解してもらう、といった具合だ。

 また、模擬店などで使用する食器はすべてリユースできるものを使い、会場の数箇所に分別ゴミ箱等といっしょに回収箱を設置した。
 会場に来ていた子ども連れの母親は、「子ども向けのコーナーがたくさんあるので、毎年楽しみに来ています。エコに関して知らないこともわかりやすく教えてもらえるので、子ども達にも聞かせています。」と話してくれた。お子さんは、自分で絵を描いたエコバックを肩に斜めにかけて大切そうに持ち帰った。

 会場は、地域の小学校や児童館の子ども達が参加したメインステージのほか、テーマ別に「防災」「街コミュニティ」「環境」「まちの文化祭」等のコーナーがあり、学生・商店会をはじめさまざまな団体が参加してにぎわっていた。主催者側の「このお祭りをきっかけにして、ごみ問題や防災に対する意識を高めてほしい。何かひとつでも日々の生活に生かしてほしい」という思いが、訪れた参加者にも伝わるお祭りだ。

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