故北村和夫さん演出 朗読劇「女の一生」 公演初日・満員御礼!

最終更新日:2007年9月7日

写真:台本を手に演技する淡島千景さんと白石奈緒美さん
写真:台本を手に演技する淡島千景さんと白石奈緒美さん
写真:満員の四谷区民ホール客席
 今日9月7日、四谷区民ホール(内藤町87)で朗読劇「女の一生」公演が初日を迎え、約450人の観客がホールを埋め尽くした。
 公演を主催するのは、故北村和夫氏を中心とした「朗読劇『女の一生』を上演する会」。

 森本薫作「女の一生」は、新宿区信濃町を拠点とする劇団「文学座」が最も大切にしてきた演目のひとつ。女優・故杉村春子さんが演じ続けたこの「女の一生」を、同会が朗読劇として復活させ、昨年5月には銀座みゆき座で公演を行い、好評を博した。

 再演を望む声が多かったことや、北村さんの強い希望もあり、同会は再演を決定。昨年12月から稽古を始めたが、北村さんは今年5月6日に死去。残ったメンバーが北村さんの再演にかける思いを遂げようと準備を重ねてきた。

 初日の今日は、昼の部・夜の部ともに満席。
 夜の部は、中山区長の「新宿区信濃町にある文学座の皆さんが、地元新宿の区民ホールで公演してくださり、大変うれしく思います。北村和夫さんは、緊張しているオーディション参加者に優しくお話になる、人間的にスケールの大きい方でした。謹んでご冥福をお祈りします」というあいさつで始まった。

 淡島千景さん、白石奈緒美さんをはじめとする出演者たちの円熟した演技は、およそ2時間あまり。観客を魅了したまま、幕を下ろした。
公演は、明日8日(土)と9日(日)にも行われるが、夜の部のみ、わずかに当日券がある。くわしくは、K・企画(電話03-3419-6318)へ。

※以下の公演日程はすべて終了しました。

■公演日程
  9月8日(土) 昼の部13:00、夜の部17:00
  9月9日(日) 昼の部13:00、夜の部17:00
■会場  四谷区民ホール(内藤町87番地)※日時指定・全席自由
■料金  当日券 4,000円
■問い合わせ  K・企画 電話03-3419-6318

主催◆朗読劇「女の一生」を上演する会
共催◆新宿区/(社)日本芸能実演家団体協議会/(協)日本俳優連合
協力◆文学座

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新宿区 総合政策部-区政情報課
電話:03-5273-4064