特別支援教育に関して目白大学と協定

最終更新日:2007年7月18日

写真:特別支援教育に関する調印式
写真:特別支援教育に関する調印式
 本日、新宿区教育委員会(教育長:金子良江)は、目白大学(学長:佐藤弘毅)と特別支援教育の研究、指導及び助言等について、協定の調印式を行った。

 特別な支援を要する幼児・児童・生徒に対しては、一人一人の教育的ニーズを把握し、適切な教育や支援を行っていくことが重要であることから、区教育委員会では、平成19年度からの新たな取り組みとして、学識経験者・医師・心理職・区職員等で構成する「支援チームによる巡回相談」を行う。
 これは、区立学校(幼稚園、小学校、中学校)を訪問し、指導や学級の様子を観察した後、今後の指導方針等について区立学校に指導・助言を行うもので、このたびの協定により、目白大学の教授・准教授等8名が支援チームのチーフアドバイザー(全員で17名)を担当することとなった。
 また、特別支援教育に関するインターンシップ及びボランティアとして、目白大学の学生を区立学校に派遣することもあわせて行っていく。

 ほかにも、「特別支援教育センターの設置」「特別支援教育にかかわる区費講師の派遣」「特別支援学校等に在籍する児童・生徒の副籍制度(居住する地域の学校に副次的な籍を置く)」などの取り組みを平成19年度より始めている。
 区教育委員会では、これらの取り組みを通して、特別支援教育の充実を図っていきたいと考えている。

 挨拶で、佐藤目白大学学長は「我が校のリソース(資源)をご理解いただいた上で、お声を掛けていただき喜んでいます。研究者としても、現場を現実的・実践的に学べる良い機会でもあります。精一杯支援をしていきたいと思います」と述べた。

 また、金子教育長は「何よりも大切なのは、現場の先生方に自信を持って課題のある子どもたちに接してもらうことです。区の特別支援教育に対し、専門家の見地から多面的・総合的にご支援いただけることは、大変心強くうれしく思います」と、期待を表した。

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