故北村和夫さん演出「女の一生」公開稽古

最終更新日:2007年7月17日

写真:「女の一生」公開稽古
写真:「女の一生」公開稽古
写真:「女の一生」公開稽古
 今日17日午後1時30分から、芸能花伝舎(西新宿6-12-30)で、9月の公演を予定している朗読劇「女の一生」の公開稽古が行われた。

 森本薫作「女の一生」は、新宿区信濃町を拠点とする劇団「文学座」(代表:戌井市郎)が最も大切にしてきた演目のひとつ。女優・故杉村春子さんが演じ続けたこの「女の一生」を、北村和夫さん(「女の一生」を上演する会代表)を中心に朗読劇として復活。昨年5月には銀座みゆき座で公演を行い、好評を博した。

 再演を望む声が多かったことや、北村さんの強い希望もあり、同会では再演を決定。昨年12月から稽古を始めたが、北村さんは今年5月6日に急逝。残ったメンバーは、北村さんの再演にかける思いを遂げようと準備を重ねてきた。

 この日の公開稽古を見ることができたのは、区の広報紙などを見て来場した約60名(入場は無料)。淡島千景さんや白石奈緒美さんらの演技を間近に見た後、出演者に質問できる時間も設けられた。参加者からは「朗読劇ならではの難しさは」や「舞台でよく通る声を出す秘訣は」といった質問が寄せられた。

 この公演は、昨年9月に出演者の一部を区の広報紙で募集。約70人の応募者から、オーディションを経て3人が選ばれた。そのうちの一人の八田玉江さん(女中 清役)は、稽古後「朗読の勉強をと思い応募ました。楽しく緊張感のある日々を過ごしており、稽古が始まってから風邪ひとつひきません」と話してくれた。

■公演日程
公演日程
 
昼の部
夜の部
9月7日(金)
14:00
19:00
9月8日(土)
13:00
17:00
9月9日(日)
13:00
17:00

■会場  四谷区民ホール(内藤町87番地)※日時指定・全席自由
■料金  前売り:3,500円/当日:4,000円
■チケット問い合わせ  K・企画 電話03-3419-6318

 主催◆朗読劇「女の一生」を上演する会
 共催◆新宿区/(社)日本芸能実演家団体協議会/(協)日本俳優連合
 協力◆文学座

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 文化観光産業部-文化観光課
文化国際係 5273-4069