働きやすい職場づくりを応援 ～ワーク・ライフ・バランスの取り組みを支援します

　新宿区（区長：中山弘子）は、10月から、ワーク・ライフ・バランスに取り組む企業を認定する事業を開始する。区内に勤める人々が仕事と生活の調和を図り、充実した豊かな暮らしを送ることができるように、誰もが働きやすい職場づくりを推進することが目的。

　区は企業からの申請に基づき、「子育て支援」「地域活動支援」「介護支援」「働きやすい職場づくり」の4つの分野について一定の基準を満たした企業を「ワーク・ライフ・バランス推進企業」として認定する。4つの分野のうち1つでも基準を満たしていれば推進企業として認定する。区は、認定企業をホームページや啓発誌で紹介するほか、企業同士の情報交換を目的とした交流セミナーの開催、優良企業の表彰などさまざまな形で取り組みをサポートする。さらに、認定企業は区の「ワーク・ライフ・バランス企業応援資金」融資制度も利用できる。
　 一方、これからワーク・ライフ・バランスに取り組もうとする企業に対してはコンサルタントの派遣を行うなど、意欲のある企業への支援も充実させる。

　また、区では8月28日（火）午後1時30分から、シンポジウム「経営戦略としてのワーク・ライフ・バランス」を、四谷区民ホール（内藤町87）で開催する。企業がワーク・ライフ・バランスに取り組み、従業員が能力を発揮しやすい環境を整えることは、生産性の向上や人材の確保など企業にとってもメリットが大きいということを、講演と先進企業の代表者によるパネルディスカッションを通してＰＲする。講師と進行役は（株）ワーク・ライフバランス代表取締役社長の小室淑恵さんが務める。
　区男女共同参画・平和担当及び子ども家庭課では「ワーク・ライフ・バランスに取り組むことは、働く人にとっても企業にとってもプラスになる。多くの人々が、仕事と生活がバランスよく調和した暮らしができるようサポートしていきたい」と話している。