お店は小さいけど、未来は大きく!就労支援型アンテナショップ「ふらっと新宿」オープン

最終更新日:2007年7月15日

写真:「ふらっと新宿」レジの様子
写真:「ふらっと新宿」外観
写真:「ふらっと新宿」スタッフのみなさん
 今日、新宿区(区長:中山弘子)は、障害者や若年者、シニア世代などの就労支援を目的とするコミュニティーショップ1号店「ふらっと新宿」(歌舞伎町1-19-3)をオープンした。予定されていたオープニングイベント「青空フェスタ」は、台風の影響を考慮し、7月12日に中止を決定していた。

 初日は午後1時から営業開始の予定だったが、店頭に並ぶお客さんが現れたため、予定早め午前11時に開店。台風の影響による風雨の中、中山区長をはじめ、山形県、石川県白山市、岐阜県下呂市の関係者も顔を見せた。

 「ふらっと新宿」は、地方物産の委託販売を行うアンテナショップ。友好提携都市の長野県伊那市をはじめ、宮崎県、山形県、群馬県、石川県白山市、岐阜県下呂市、東京都の特産品のほか、全国の福祉施設で作られた玩具・雑貨(協力:日本セルプセンター)や、千葉県流山市「ECA流山ファーム」の無農薬野菜など、約240品目を扱う。

 ショップの運営を行うのは、チャレンジワーク(新宿区障害者就労福祉センター)。公募によって集められたジョブサポーターやボランティアを配置し、販売員として従事する障害者を支える仕組み。常時2名の障害者とサポートスタッフ2~3名で営業する。営業時間は午前11時から午後7時まで(木曜定休日)。

 「ふらっと新宿」は、歌舞伎町の再生を担う企業を空き室・空きビルへ誘致する「喜兵衛プロジェクト」の第3号契約。誰でも安心して楽しめるまちへの再生に向けた区と地域の取り組み「歌舞伎町ルネッサンス」の一環としても位置づけられる。
 新宿区が歌舞伎町商店街振興組合(理事長:新村雅彦)から歌舞伎町商店街振興組合ビルの1階と2階(の一部)約64㎡を借り受けて営業を行うもので、契約期間は平成22年3月末まで。

 店長の田村栄さん(チャレンジワーク)は、「まずは障害者が元気に働けるお店にしたい。ここを本格的な雇用に向けたステップにして、未来を広げてほしいと思います。生きる力をつけるメッセージをここから発信できれば」と語っている。

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新宿区 総合政策部-区政情報課
電話:03-5273-4064