歌舞伎町に涼風誘う 氷彫刻展

最終更新日:2007年7月8日

写真:氷彫刻展製作風景
写真:氷彫刻展完成作品
 今日8日(日)、「日本氷彫刻会第36回全国氷彫刻展夏季大会」が、歌舞伎町シネシティ広場(歌舞伎町1丁目・新宿コマ劇場前)で行われた。

 主催は、NPO法人日本氷彫刻会。歌舞伎町商店街振興組合などの協力により、歌舞伎町で本格開催されるのは、昨年に続き2回目となる。全国各地の予選を勝ち抜いた選手100人が、与えられた50分間で、高さ1.1メートル、重さ135kgもの氷柱に挑んだ。

 現在、映画・演劇・音楽など大衆文化を創造、発信し、誰もが安心して楽しめるまちへの再生に向けて、「歌舞伎町ルネッサンス」が進む歌舞伎町。開会式では、中山弘子新宿区長も、「この大会はルネッサンスの取組みが進む歌舞伎町にぴったりの催し。歌舞伎町に花を添えてください」と選手を激励した。

 競技は50人ずつ2組に分かれてスタート。ノミやのこぎりを自由自在に操って氷を削る音が響く中、「馬」「読書する少女」「ピエロ」「ネズミ小僧」などをモチーフにし、力強さや躍動感、また、物語のストーリーやファンタジーの世界を表現したさまざまな作品が完成していく。
 選手の手で命を吹き込まれた氷柱が、見る見るうちに氷彫刻作品に生まれ変わる様子に、見物客もしばし蒸し暑さを忘れて、職人芸に見入っていた。

 「技術」「アイデア」「氷の効果」を基準に審査が行われた結果、神奈川県の桜井勝弘選手に最優秀賞が、愛知県の川澄永選手に新宿区長賞が贈られた。

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