にぎわい先導都市「新宿」を語る シンポジウムを開催

最終更新日:2007年6月25日

写真:にぎわい先導都市「新宿」を語るシンポジウム
写真:にぎわい先導都市「新宿」を語るシンポジウム
写真:にぎわい先導都市「新宿」を語るシンポジウム
 新宿区(区長:中山弘子)は、今日25日(月)午後2時から、紀伊國屋ホール(新宿3-17-7)で、シンポジウム「にぎわい先導都市『新宿』を語る~都市間競争の時代に~」を開催した。

 日本を代表する繁華街としての歴史を刻みながら、今日まで発展を続けてきた新宿駅周辺地区。しかし、地下鉄副都心線の開業を1年後に控え、大規模な開発計画や構想があるほか、多くの建築物が更新時期を迎えるなど、まち全体として大きな転換期に差しかかっている。
 今回のシンポジウムは、こうした転換期をまちづくりの好機ととらえ、地元の方々と協働でまちの将来像を考えていくきっかけにしようと開催したもの。

 まず、中山区長が、「歌舞伎町の再生」「新宿駅東西自由通路」「新宿駅東口駅前広場の再編整理」などの取組みを紹介。「副都心線の開業は、新宿駅周辺のにぎわい創出に向けてのさらなるチャンス。今後のまちづくりには、地元との協働・連携や合意形成が不可欠で、まちづくりビジョンと志を共有していきたい。区も専門性を生かして主体的に支援していく。今日のシンポジウムが、取組みの初めの一歩になれば」と、期待を述べた。

 続いて、佐藤滋・早稲田大学教授をコーディネーターに、にぎわい創出の中心となる商店街振興組合代表や学識経験者(※)が、現在の取組みや将来構想などについての持論を展開。「区民参加で作った地区のまちづくりプランを基に、協働して戦略を練り、一歩一歩進んでいくことが求められる」などと意見が交わされ、ホールを埋めた満員の参加者は、メモを取りながら熱心に聞き入っていた。

 区では、「地域住民の方々と協働して新宿駅周辺のまちづくりの案の一つ一つをスピード感を持って実現していき、新宿の『にぎわい』を先導していきたい」と話している。

※パネリスト…竹之内勉・新宿大通商店街振興組合理事長、安田眞一・新宿東口商店街振興組合理事長、蛭川和勇・新宿駅前商店街振興組合理事長、新村雅彦・歌舞伎町商店街振興組合理事長、戸沼幸市・新宿区都市計画審議会会長、秋山哲男・首都大学東京教授

本ページに関するお問い合わせ