放課後も安心して学んで遊べるね!「放課後子どもひろば」がスタート

最終更新日:2007年6月5日

写真:放課後子どもひろばの様子
写真:放課後子どもひろばの様子
 新宿区(区長:中山弘子)は、6月1日(金)から、区内6校(富久・戸山・戸塚第二・鶴巻・落合第四・柏木小学校)のモデル校で「放課後子どもひろば」を開始した。

 「放課後子どもひろば」は、文部科学省・厚生労働省連携による「放課後子どもプラン」の創設に伴い、教育委員会と福祉部が連携して、小学校内に子どもたちが遊び学ぶ集いの場を設け、放課後の子どもの居場所として開設するもの。子どもたちが自由に集い、自分で遊び考え、交流ができる安全な遊び場として学校施設を活用する。子どもを見守るスタッフを配置し、子どもたちの身体能力・コミュニケーション能力の育成、また、学習の機会を提供し学ぶ意欲を育むことを目的としている。

 開設日時は、月曜~金曜の最長午後6時までで、長期休業中も実施する。事前に登録しておいた児童が下校後直接または帰宅後、保護者の押印した「参加カード」を持って参加するシステム。活動室ではゲームなどの室内遊び、校庭・体育館では体を動かした遊びの支援を行い、また、学習室(図書室等)では宿題などの自習や読書活動の支援を行う。冨久小学校以外は、(財)新宿区生涯学習財団(理事長:金子良江)が委託を受け管理運営を行う。

 1日から、ひろばを開始した落合第四小学校(下落合2-9-34)では、全校児童約320名のうち253名が登録し、1日は104名、4日は93名が参加した。校庭が使える時間になると子どもたちは一斉に表に出て、一輪車・サッカー・鬼ごっこ・紙飛行機とばしなどをして元気よく遊んでいた。スタッフは子どもたちの遊びに入るのではなく見守る役目。一方、活動室では宿題を始める高学年の子どもたちも多い。管理責任者の呉屋晴美さんは「ストレスを抱えているお子さんが多い中、子どもひろばが安らげる場であってほしいと思います。始まったばかりで大変なこともありますが、子どもたちから元気をもらっています。」と意気込みを話す。夏休みには、地域の方と一緒になって「子どもまつり」を開催する予定。「さまざまな年代の地域の方と一緒に子どもたちを見守っていけたらいいですね。」と呉屋さんは、子どもひろばの広がりに期待している。

 子どもを迎えに来ていたお母さんは「初日に5年生の息子が参加しました。遊びなれている場所で遊びなれている仲間といっしょに過ごせたことで、充実感を持ったようでした。親としても、学校だし大人がいてくれるので安心して参加させられます。」と話してくれた。
 区では、20年度以降、各学校で「放課後子どもひろば」を順次開設する予定だ。

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地域教育係 電話(5273)3147