夏目漱石の里帰り「漱石ギャラリー」

最終更新日:2007年6月4日

写真:漱石ギャラリーパネル展示
写真:漱石ギャラリー初版本
写真:漱石ギャラリースタッフの皆さん
 新宿区喜久井町1番地は夏目漱石生誕の地。ここで今日6月4日、漱石の資料などを展示した「漱石ギャラリー」がオープンした。
  開設したのは、区民などで構成する「漱石山房を考える会」。漱石の偉業を讃えようと、東北大学の「漱石文庫」等の貴重な資料を、プラズマディスプレイやパネルなどで分かりやすく展示している。開設期間は7月30日までで、入場は無料。

 会場では、映画「ユメ十夜」のPR用に作成された等身大の「漱石人形」が来場者を出迎えてくれる。日活(株)作成によるこの人形は、オープンの今日から6月10日までの限定披露。
 資料コーナーには、漱石作品の復刻本の他、「吾輩は猫である」や「ホトトギス」(明治38年当時のオリジナル初版本)も展示され、ファンならずとも貴重な資料にしばし見入ってしまう。また、明治44年当時の東京地図に漱石作品に登場する場所を示した「漱石マップ」など、漱石により親しむことができる。

 会場では漱石グッズの販売も行っている。新宿中村屋との提携による月餅(6個入り・870円)は、夏目家の家紋(井桁に菊。この家紋から喜久井町という地名になったと言われる)をあしらったオリジナル。また、絵葉書(3枚セット・300円)やエプロン(1,000円)など、ここでしか買えない商品が並ぶ。
 漱石山房を考える会では、「漱石生誕の地で開催するギャラリー。漱石の里帰りですので、多くの方においでいただきたいです」と話している。

「漱石ギャラリー」
■日時:6月4日(月)~7月30日(月)※期間中無休 午前10時~午後6時
■会場:シルバーマンション早稲田地下1階(喜久井町1)
■入場無料

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 文化観光産業部-文化観光課
電話 5273-4069
漱石山房を考える会 電話3207-9575