資源・ごみの分別方法を変更~7月からのモデル収集の説明会を開催

最終更新日:2007年5月17日

写真:モデル収集の説明会
写真:モデル収集の説明会
 新宿区(区長:中山弘子)は、16日(水)、落合第一地域センター(下落合4―6-7)で、資源・ごみの新しい分別方法について、モデル収集の説明会を開催した。
 これまで東京23区はプラスチックごみを不燃ごみとして埋め立て処分してきたが、プラスチックごみはかさばるため、最終処分場が一杯になることを早める原因となっている。一方、近年清掃工場の焼却技術は向上し、排ガス処理設備も十分整備されている。そのため、23区は20年度からプラスチックごみを可燃ごみとして焼却し熱エネルギーや電力として活用する(サーマルリサイクル)こととしている。
 新宿区では昨年、資源の有効活用とプラスチックの再利用を進めるため、20年度からは容器包装プラスチック(カップ・ボトル・袋など)は資源ごみとして回収し、その上でリサイクルに適さないプラスチック(製品プラスチック…玩具・CDなど)は可燃ごみとして焼却する方針を決定した。
 今回の地域説明会は20年度から区内全域で行う新しいごみの分別に先立ち、区内の一部地区で行うモデル収集の内容周知のために実施した。
 説明会では新宿区の清掃事業の現状、分別方法変更の経緯、新しい分別方法の具体的な内容などを参加者に話し、東京23区清掃一部事務組合による清掃工場の安全性の説明も行った。説明後、会場からは「長い間プラスチックごみの分別に協力してきたが、燃やして大丈夫なのか」「容器包装プラスチックはどの程度汚れをとれば資源にできるのか」などの質問が出た。中山区長は「今回のごみの分別方法の変更は35年ぶりの大きなもの。区としてできるだけリサイクルに取り組んでいきたい」と話した。区ではモデル収集地区の全戸に、6月中に新しい分別方法のチラシの配布を予定している。
同様の説明会は5月19日(土)午前10時・午後2時に落合地域センター(下落合4-6-7)、5月24日(木)午前10時・午後2時・午後7時と26日(土)午前10時・午後2時に榎町地域センター(早稲田町85)、5月30日(水)午後2時・午後7時から若松地域センター(若松町12-6)で開催する。
 また、区では新しい分別方法の周知・普及をしてくださる「新分別普及ボランティア」を300名程度募集する。近隣への口コミ等による周知・普及や、自分の体験・近隣の状況などを踏まえた区への情報提供などを行っていただくことを予定している。

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資源清掃対策室リサイクル清掃課事業計画係 5273-3318