震災後の復興を想定した復興模擬訓練の成果報告会を開催

最終更新日:2007年5月1日

 早稲田大学総合研究機構都市・地域研究所は、新宿区(区長:中山弘子)、榎地区協議会との共催で、5月6日(日)午後5時半から「新宿区榎町地域協働復興模擬訓練成果報告会 榎町地域の事前復興まちづくりを考える」を開催する。会場は、早稲田大学27号館地下2階小野記念講堂(西早稲田1-6-1 西早稲田キャンパス内)で、参加費は無料。当日直接会場に来れば、誰でも参加できる。

 復興模擬訓練とは、地震の発生により自分の住むまちが被災したと仮定して、その地域をいかにして円滑かつ迅速に復興するかということを住民自らが模擬的な体験を通して考えていくもの。訓練の内容はワークショップを通じて震災に対する地域の課題や対策を検討するという手法が中心となる。この訓練を通じてあらかじめ復興への道筋を明らかにしておくことによって、実際に被災したときの復興に役立つほか、地域における防災意識の向上などの効果も期待されている。

 新宿区榎町地域協働復興模擬訓練は、榎町地域に住む地元の方を中心に学識経験者や新宿区職員を交えて、去年11月から今年3年にかけて5回にわたり開催された。阪神淡路大震災の事例をもとに復興のまちづくりの過程を学ぶことから始まり、まちあるきを通じて地域の特徴や課題を抽出したり、被災時のシナリオに沿って実際の復興を疑似体験するなどして復興まちづくりの事業案をまとめた。
 今回の成果発表会では、この復興模擬訓練の成果を発表するほか、参加者との意見交換も行う。また、早稲田大学27号館1階ワセダギャラリーでは、成果報告に関する展示が5月6日(日)から10日(木)まで行われる。
 この事業を共催する危機管理課は「今回の復興模擬訓練の成果を地域の防災に役立てていきたい」と話している。

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