漱石の孫松岡陽子マックレインさんが漱石公園を訪問

最終更新日:2007年4月28日

写真:松岡陽子マックレインさん(漱石公園にて)
写真:松岡陽子マックレインさん(漱石公園にて)
 4月28日(土)、文豪夏目漱石の孫にあたる松岡陽子マックレインさんと漱石の弟子小宮豊隆の娘さんの脇昭子さんが新宿区を訪れ、漱石が晩年住んでいた「漱石山房」の跡地にある「漱石公園」(早稲田南町7)を訪ねた。
 松岡さんは、漱石山房で生まれ、幼い頃を過ごした体験を持つ方である。現在アメリカ合衆国にお住まいで、2005年に帰国した際一度漱石公園を訪れた。松岡さんから、今回再度見学をしたいとの希望があり、実現したもの。

  松岡さんと脇さんは、まず中山弘子新宿区長と懇談し、漱石公園のリニューアル工事の概要や漱石山房復元への区の考え方などの説明を受けた後、漱石公園へ向かった。
 午後2時前に公園に到着。道とみどりの課長から説明をうけると「私が住んでいたのは新しく立て直した後の家でした。大きな玄関がありその奥に洋間がありましたね。橋のようなところを通って書斎に行ったことを思い出します。」と、懐かしそうに次々と当時の様子や貴重な体験を話してくださった。また、昭和28年に公園内に復元された「猫塚」があるのを見て「いつもここで拝んでお水をあげていたのを覚えています。」とも話された。
 新宿区では、今年度、新宿で生まれ没した夏目漱石の生誕140年を記念して、さまざまな事業を行う予定だ。

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