教育フォーラム・新宿「話そう!子どものこと、学校のこと」~子どもの生き方パートナー乙武洋匡さんの活動報告

最終更新日:2007年3月27日

基調講演する乙武さん
教育座談会の様子
 本日午後2時~4時に、牛込箪笥区民ホール(箪笥町15)で教育フォーラム・新宿「話そう!子どものこと、学校のこと」が開催された。「新宿区子どもの生き方パートナー」乙武洋匡さんの活動が今年度で終了することから、2年間の活動の総決算として、乙武さんの講演と座談会を行う教育フォーラムを開催した。
 「今の子どもたちは、どんなことを考えているの?」「今の学校って、どうなっているの?」など、乙武さんが学校現場を通して感じたことやこれからの教育、子どもとの関わり方などについて、乙武さんと4人のパネリストが語り合った。
 第1部では、乙武さんが基調講演として30分間スピーチ。2年間現場で子どもたちとの触れ合いを通じて感じたことなどを話した。
 第2部は、教育座談会「新宿の子どもたちの今」。乙武さんがコーディネーターとなり、内藤頼誼さん(教育委員会委員長)、白井裕子さん(教育委員)、川越秋廣さん(戸塚第二小学校長)、八島行久さん(落合中学校長)の4人のパネリストと話し合った。
 パネリストはそれぞれの経験や立場から「地域の大人が学校に入っていくことが大切」「家庭も社会の中で伸び伸びと機能しながら子どもを育てていければ」「言葉だけでななく、目やスキンシップでもコミュニケーションは育むことができる」など貴重な意見を述べた。
 会場からも「今の子どもたちは討議する力が不足している。ディベートを学校現場にも取り入れてはどうか」「個性を伸ばすことと協調性を大切にすることのバランスをどう取ればよいか」など意見や質問が出た。
 4月から他の区で教員となる乙武さんは「子どもたちそれぞれの良さを認め合うクラスにしていきたい」とこれからの抱負を力強く話した。
 会場には親子連れや高齢者の方など約300名が詰めかけ、熱心に話を聞いていた。

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