第6回落合第一地区協議会の概要

最終更新日:2006年2月21日

日時

平成18年2月21日(火)午後7時~9時

場所

落合第一地域センター

出席者

委員:21名
特別出張所:鈴木所長、木村副所長、吉津
区:地区計画課:金井
コンサルタント:大戸、西山

協議内容

1.あいさつ[清水代表]

2.議題

 地区協議会では、「交通」「住環境」「緑・環境」の3つに分類して話し合いを進めているが、今回は「住環境」のうち、[防災(坂道、狭い道、消防自動車の進入困難、電柱対策)]を取り上げた。

【交通に関する意見のまとめ】
※第5回協議会の概要にて説明

【前回議事に関する区への確認事項】
※発言の順番とは異なる場合があります。
○:委員
◇:特別出張所・区
◆:コンサルタント

(西武鉄道複々線化を要請について)
◇都市計画決定の2年後、西武鉄道が事業の延期を示したため、平成7年に区長名で要請している。その後も、踏切の改善などを要請し、平成16年には区と町会で西武鉄道本社に訪問し、要請をおこなっている。

(新目白通りの歩道を駐輪場として利用することについて)
◇都第三建設事務所に問い合わせをした。道路施行令が変わり、規制が緩和されたが、まだ、具体的に見えないこともあるので、今後の協議を中で対応していきたいとのこと。

(川の蓋かけについて)
◇川の流れが変わってしまう恐れがあるため、治水対策上、橋以外の構造物はできない。(都第三建設事務所)
○川の上の空間を活用した駐輪場は区内には例がないとのことだが、落合橋と西ノ橋は老朽化していともあり、架け替えに合わせて蓋をかけてもよいのではないか。
  • ◇蓋かけをするのは難しいが、(地面と同じ高さではなく)高い位置に設置することは可能だと思う。区議会で話が出たこともある。一方で、一級河川は、都は国から委託を受けて管理をしている為、難しい部分もある。
○神田川沿いの遊歩道を整備する計画があるので、それらとの兼ね合いも(蓋かけをすると親水性が損なわれることもある)、考える必要がある。計画は具体的にどう進んでいるのか。
  • ◇計画については、次回までに確認をする。
○中期的に考えると、駐輪場を整備する必要があるが、長期的な視点でみると、水辺を守る必要もある。

(バイク駐輪場について)
◇バイク駐輪場については箱崎に都と警察が協力して設置している。21台分あり、\8,400/月。レンタサイクルは、練馬区が7か所・4時間100円、豊島区がまちの観光用として、目白と池袋に設置(\150)している。また、坂道が多い文京区では電動自転車を導入(\500)している。南長崎は民間(西武)が運営している。
海外(イタリア・写真参照)の事例であるが、市民がマナー守り道路を駐輪場として利用している。
  • ○川崎市は有料(80円/日、回数券(11名)800円、1ヶ月1,500円)で管理者を置いている。それに対し、中井は1年間5,000円であるが、高額になっても管理者を置くことも考えられるのではないか。
    • ◇区内には駐輪場(1日100円)と道路の一部を利用した整理区画(手数料年間5,000円)がある。
  • ○目白駅は豊島区民が2,000円に対し、新宿区民は3,000円。利用者の半分は新宿区民でもあるので、区で関与してほしい。
  • ○区のモニターの話し合いで、道路拡幅の際、車道を狭くし駐輪場をつくれば違法駐車対策にもなるという意見があった。
  • ○自転車は歩行者にとって非常に危険。できるだけ自転車に乗らないよう、地区で運動をしてもよいのではないか。
  • ○区では健康推進もやっているので、歩いた方がよい。
    • ◇最近は、介護の充実だけではなく、「寝たきりをつくらない」という考えで、日々の健康づくり、体操教室等がある。健康づくりの為には自転車も活用していると思う。
  • ○駐輪場は10年前から動きがない。同じ議論の繰り返しとなるので、何らかの形にしていくことが必要。
  • ○バイクの空ぶかしを、子どもの通学時間帯だけでも規制が必要。

【住環境(防災)についての討議結果のまとめ】
〔消防車が入れるために〕

○道路中心から2mのセットバックを徹底する
 ・建て替えるときは中心から2m下がらなければならない。(S25建築基準法)
 ⇒道路以外には使えない→区に寄付すれば、区が管理する。無償使用も可能
○塀もセットバックすべき
○路上はみ出しをしない(植木、看板、荷物・・・)

〔地域の協定・申し合わせ〕
○防災対策のためにも、地域の申し合わせや協定を検討すべき

〔小型消防車〕
○消防団に順次配備中(落合は重点的に進行中)
○手押しも配備済み

〔消防車をあてにしないしくみを考える〕
○D級ポンプと消防水利の充実

〔電柱〕
○トランスの落下も危険ではないか
○地下化すべき・ ある程度の道幅が必要・ 重点→聖母坂通りを重点的に進める・ すべての道の地下化を目標

〔防災設備のわかりやすさ、表示〕
○防火水槽(5t)の位置がわかりにくいケースもある

〔防災マップ・消防の問題地区〕

〔住居表示をきちんとすべき〕
地域のインフォメーションとして。安全のためにも(防災、防犯)住居表示の徹底を
○プレートは区で貼っているが、申告が必要
○住居表示を義務化すべき
○路面に表示できないか

【区への確認事項】
○住居表示と法(義務か否か)
○消防問題地図データ
  • 防災マップ(出張所)
○遊歩道の計画

【各委員から出された意見】
※発言の順番とは異なる場合があります。
○:委員
◇:特別出張所・区
◆:コンサルタント

[防災について]

(消防車が入れるために)
○ 道路を拡幅することは、個人の財産に係わるので、隅切りやセットバック程度しかできない。一方で、建物は後退しているが、生け垣きになっているところもある。花壇なども禁止にした方がよい。
○ 自分の土地にしたままだと維持管理を自分で行わなければならないが、区に寄付すれば区が管理してくれる。また、税制面では、私道ならば免税されるが、分筆しないと、相続税が取られてしまうと聞いている。法律上の不備があるのではないか。
○ この法律ができて50年が経過しているが、広がっていないところも多い。また、最近では、改築と称して、セットバックを逃れているものも出てきている。
○ 50年間進まなかったことを考えると、消防車が通れない道があることを前提に消火活動を考える必要がある。一方、数十パーセントは進んでいると思うので、少しでも建て替えが早く進む方法を考えるべきではないか。
○ 区に寄付しない限り、強制的には使えない。コンクリート製のものは設置しないようにお願いしている。プランター程度ならば、いざという時には壊して、進むことができる。
  • ◆ 建物は下がっているが、塀が問題となっている。
  • ◇ H14年から細街路整備事業で、塀の点検をするようにしている。また、区に寄付したくない人もいるので、個人が整備し、無償使用の場合には報奨金を出す仕組みを設けている。整備が済んだ部分については、プレートを設置している。建築基準法では塀は禁止されているが、罰則規定がない。

(地域の協定・申し合わせ)
○ セットバックした部分に植木を置く人がいるが、区が見回りをして注意をする必要があるのではないか。看板、荷物を含めてはみ出しを無くすべき。
○ 法律の不備に対しては、条例や協定、または、町内会の申し合わせで対応することも可能ではないか。
○ 歩行喫煙の条例の様に罰則を設けなければ効果が低いのではないか。

(小型消防車)
○ 新宿消防署管内で、軽4輪を各分団に配置を進めている。坂が多い落合は優先的に配置される予定。

(消防車をあてにしない仕組み)
○ 消防車が入れない場合、ホースを何本か繋いで消火活動をする。セットバックが進んでいない現実もあるので、消防車が入れないことを前提に、消火栓の設置していく必要があるが、細い路地では水道管の経が細く、水圧が不足するため、消火栓もない。
○ 手押しポンプを各消防団に2台配置している。消防団は500mの範囲で活動している。
○ 町会にもD級ポンプがあるが、水利が少ない。数カ所の駐車場が協力してくれている。

(電柱対策)
○ 角にある電柱を移設する場合は、2本必要となるので、十分な検討が必要。
○ 震災時に電柱が倒れなくても、トランスが落下する危険がある。
○ 山手通りの早稲田通り~東中野の間には電柱がない。電柱を地中化するならば、共同溝を設置すべき。その場合、聖母坂などある程度の幅員が必要となるが、この地区の目標は、全ての道路の電柱を地中化すること。

(防災設備のわかりやすさ、表示)
○ 5t水槽の前に駐車車両があり、利用できない状態であった。水槽や消火栓があることを分かりやすく表示する必要がある。

(防災マップ・消防の問題地図)
○ 数年前に防災マップ(井戸、消火栓等の位置)を作成している。もっとアナウンスをして、活用すべきである。
  • ◇マップにていては、次回までに確認をする。

(住居表示をきちんとすべき)
○ この地区は歩いていて道に迷うことがある。災害時に備えて、番地を表示する様にした方がよい。
  • ◇住居表示法に従い、全ての建物に「番(街区)-号」を付けている。プレートは区に言ってもらえば、提供している。
○ 建築確認と連動して、プレートを出す必要があるのではないか。
○ デザインは良くないと思う。新宿区やこの町独自のデザインをすることができるのか。
  • ◇デザインの制約等については、次回までに確認をする。
○ 最近は電柱の番号で警察や消防が位置を確認出来るようになっている。一方で、電柱を地中化し、塀を無くしてしまうと、表示する場所が無くなってしまうので、道路に標示してもよいのではないか。
○ どの家でも住居表示のプレートを付けるように運動をするのもよい。
○ 最近は表札を出さなくなってきているので、最低限の情報として住居表示は必要。

配布資料

○ 次第(第6回)
○ 第5回の議事要旨、交通に関する意見のまとめ(第4,5回の検討結果から)

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