第8回落合第一地区協議会の概要

最終更新日:2006年3月23日

日時

平成18年3月23日(木)午後7時~9時

場所

落合第一地域センター

出席者

委員:19名
特別出張所:鈴木所長、木村副所長、吉津
区:地区計画課:金井 、木内
コンサルタント:大戸、西山

協議内容

○:委員
◇:特別出張所・区
◆:コンサルタント

1.あいさつ[清水代表]

2.新委員の紹介

3.前回討議結果のまとめ

4.議題

3.緑・環境について
[1]緑・公園について
[2]ゴミについて
地区協議会では、「交通」「住環境」「緑・環境」の3つに分類して話し合いを進めているが、今回は「緑・環境」のうち、[緑・公園]〔ゴミ〕をとりあげた。

【前回討議に関する区からの報告】
(神田川沿いの桜の枝について)
○ 桜の木の枝が自転車・遊歩道を越え民家のベランダにまで及び、住人の迷惑となるので、歩道の中心部あたりから枝を落とした。

【各委員から出された意見】
※発言の順番とは異なる場合があります。

(緑・公園)
[○] たぬきが現れる森(下落合4-9)の伐採のことが、ニュースにもなっていた。建設反対ではなく(緑を生かした建て方もできる)、緑を守りたいという思いで、基金をつくり、約2億2,500万円を集めた。区には公園として整備してもらうようお願いし、基金と区の資金をあわせて不動産評価額の5.4億円を用意したが、開発業者からは10.5億円と言われている。緑の条例の関係もあり、建築確認は下りていない。素人目から見るとマンションだが、重層長屋(共有部分がなく、個々の住宅には直接出入りできる)で申請を出しており、規制が弱い。区でも買いたいと思っているが、金額の面で折り合いがつかないので、区の安全条例で裁判を起こしている。今日現在、木は切られていないが、目処がつくまでがんばりたい。なお、目的が達成できない場合、基金を返却するが、中には「運用資金にしてくれと」と言ってくれる人もいる。
[○] まちの発展を考えると、住宅(マンション)は必要。一方で、緑は減ってしまうので、バランスが難しい。
[○] 建ぺい率・容積率を下げると、結果的に坪単価が上がってしまい、子どもがいる若い世帯が住めなくなってしまう。まちの発展と環境のバランスをどう考えるかが課題。
[○] 「落合文化村」と言われた時代もあった。マンション建設反対ではなく、緑を生かした建物を建てほしい。
[○] 諸外国と比較して東京は公園が少ないこともあるので、大きな屋敷があった場所などは、区が買い上げ、公園として整備して欲しい。土地の細分化の防止や防災面でも役立つと思う。
[○] 前回の議論の様に、落合ルールを検討する必要がある。また、緑を守る勉強会、緑のトラストや(法の網をくぐり抜けられないような)建て方のルールも必要ではないか。
[○] 野鳥の森公園や大きな樹木がある周りの家では、雨樋の落ち葉対策の負担が大きい。また、保存樹木は枝を落とすこともできないと思っている人も多い。緑を管理するために、剪定が必要なことは理解してもらうことも大切。保存樹木に対して、区の支援を受けることはできるか。
  • [○] 以前、台風の時に折れた枝を処理する際、町会から支援をしてもらった。
  • [○] 落ち葉の影響を受ける周りの家に対する支援はないと思うが、保存樹木の所有者に対しては、年間7,000円程度の管理費が出ている。きちんと管理をしないと、台風等による事故があることも、理解してもらう必要がある。
  • [○] 落ち葉対策は大変なことでもあるが、新芽が出る頃は、空気も気持ちよく感じる。また、落ち葉は、生ゴミと混ぜて、堆肥として利用できる。
[○] 野鳥の森公園は、管理状態がよくないのでは。いつ、どの様な手入れや工事等を行っているのか。
  • [◇] 地域の意見で、できるだけ手を加えない公園として整備している。また、工事情報など、公園課と連携を密にしていきたい。
[○] 公園で寝泊まりしている人もいるが。
  • [◆] ホームレス対策として、都では、中央公園や戸山公園からアパートに移る事業を実施している。また、新宿区(福祉事務所)では、駅周辺や中小の公園の巡回を行い、一時保護所等へ入るための相談等を行っている。
  • [○] この地区の公園から居なくなったとして、他に移るだけ。地区だけではなく、もっと広く対応していく必要がある。

(ゴミ)
[○] 前日の夜にゴミを出すなど、ルールを守らない若い人たちやアパートの住民が多い。黄色のゴミ袋によるカラス対策や、集積所の掃除を順番でやっているところもある。ひとり一人の心がけと、地域で活動していく必要がある。
[○] ゴミ袋で捨てるのは日本だけ。海外では、分別用のゴミ箱に捨てている。ゴミ箱ならば、いつでも捨てられる。
  • [○] 日本でも昔は、街角にゴミ箱があったし、府中などでは、今でもゴミ箱で捨てている。「新宿でもできないか」と話をしたことがあるが、道路が狭いことと費用の面でできないと言われた。
  • [◇] 子どもが犠牲になる事故(隠れん坊をしていて、気づかずにゴミ焼却場まで運ばれてしまった)もあり、廃止したところや、中が見える形態のものにしたところもある。また、区内には約17,000ヵ所の集積所があり、百人町等では10m間、他の地区では50m間隔にある。その他、戸別回収の地区もある。また、マンションを建設する場合は集積場を設置する義務がある。
[○] 中野区では、ワンルームマンションでも、網の目状のゴミ置き場を設置している。大きなマンションよりもワンルーム等が問題。
[○] 区内でも、戸別回収している地区もある。また、道路が狭い地区では、軽自動車を使って回収している。また、軽自動車を利用してもらった方が、私道が多い地区では、アスファルトが薄い箇所も多いので、道路も傷めないで済む。
[◇] 軽自動車の場合、途中で積み替えをしている。ゴミ回収は財政面でも大きい。
[○] 問題は大通り。前の晩から出す人もいて、夏には臭いも問題。商売のゴミなど、何処の誰が出しているのかもわからず、マナーが悪すぎる。
  • ◇分別されていないものや、職員が見張っていることもあるが、行政ができることは限られる。また、商店街等は、(事業系とは別に)民間の回収業者が行っている。
[○] 目黒区では、集積場の後片付けを当番制でやっている地区もある。利用する人たちが当番制にしてはどうか。
  • [○] 当番制に参加できない人もいる。そのことにより、さらに地域との関係性が築きにくくなってしまうことも考えられる。
  • [○] 集積場の後片付けよりも、猫やカラス対策が問題なのではないか。
  • [○] 水切りをして、カラスに悪戯されないような対策が必要。また、黄色のゴミ袋は効果があると聞いているが。
  • [◇] 一定の効果はあるが、万能ではない。辛子成分を入れたものなど、実験をしている。
[○]生活スタイルや勤務時間等により、決まった時間にゴミを出せない人もいるので、今のルールだけでは対応できないのではないか。
  • [○]家の近くの集積場ではなく、街路樹等のスペースを利用して、通勤途中でゴミを出せる場所を確保できないか。
  • [○](ヨーロッパの様に)綺麗なゴミ箱を設置してもよいのでは。
[○] ビンや缶を分別せずに、燃えないゴミと一緒に出している地区が落一管内にある。
  • [◇] 確認をする。

(河川・水害)
[○] 大雨が降り、増水すると、臭いがきつい。特に、下落合周辺や処理場周辺。親水空間として整備するならば、(汚水と薄いが一緒の)合併式でなく、分離式にするのが望ましいとは思うが、整備費の問題もある。
[○] ゴミの問題とも関連するが、川に自転車が投げ入れてあることもある。マナーの問題が大きい。
[○] 昭和40年代、川の水面よりも低くなる地区もあり、マンホールから逆流したこともあった。一方、河川の整備にともない流れも急になったので怖さも感じる。
  • [◇] その昔はきれいな川で、糊落としに利用していた。一方で、水に浸かる地区もあった。
    昭和40年代は、少しの雨でもあふれていた。河川の整備にともない、被害が下流の方に移動していった。ここ数年、落合管内では、被害は少なくなった。
[○] 河川の上を駐輪場等に利用することは、治水上難しいとのことだったが、江東区に事例があるので、利用が可能ではないか。

(住居表示)
[○] 先日、区役所に行き、住居表示のプレートをもらった。建築確認との連携については、区民だけでなく、実際に書類の申請を行う建築業者等にPRすることも必要ではないか。

配布資料

○ 次第(第8回)
○ 第7回の議事要旨

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