平成19年度第5回 落合第一地区協議会の概要

最終更新日:2007年8月7日

日時

平成19年8月7日(火) 午後7時~9時

場所

落合第一地域センター3階 集会室

出席者

委員:25名
特別出張所:鈴木所長、川崎副所長、北村主査、関口活動支援員
地区計画課:家山担当、小俣主査
ランドブレイン(株):春日氏、斉藤氏

協議内容

1.清水代表挨拶

  • 7月26日の「自転車無灯火防止啓発キャンペーン」には、戸塚警察、消防団、事務局、各委員の総勢38名の協力を得て実施できた。
  • 「落合ルール」の策定は地区協議会の当初からの課題だったが、道路・みどり・湧水・環境等多様であり、定例会での一括討議は難しい。今後も全体会に於いて一つ一つ取り上げていく。
    場合によっては「落合ルール」だけの特別会議の招集も考慮している。
  • 地区計画案について集計したところ、付帯意見付きの回答があるが、過半数はこの問題は地区協議会で取り上げるべきとの結果が出た。
  • 賛成多数ではあったが、全体会で今後の取り組み方法、スケジュール等について充分討議し、地区協議会が主導をとる形で進めたい旨、行政に申し入れる。

2.議事

1)地区計画(案)作成の賛否について
◎付帯意見の読み上げ 
◎集計結果

 賛成  25票 ・ 反対 17票 ・ 一任 2票 ・ 未回答 1票
◎清水代表 総評
  • 地区計画課からの依頼を手放しで賛成したものは殆どないように思われた。
  • 反対票の中でも、全体会で作成方針を決め、その方針に区がそぐうようならば反対はしないという意見が多いように思われた。
  • 一方的に区から押し付けられるやり方にこりごりしている委員が多い。
  • 地区協議会にこのような協力を求めるならば、下落合2丁目~4丁目に範囲をしぼるというのはおかしい。落一地区協議会は全体会で活動しているのであるから、落一地区全てに該当する範囲にして欲しい。
  • スケジュールがタイト過ぎる。
    落合の住民にとってまちづくりは重要。充分な時間をかけて討議をし、吟味できるスケジュールが必要。
  • 地区計画(案)の作成については条件付賛成とし、その条件を会で話し合い、条件の通りに進められるのであれば地区協議会として手伝うとの結論を出したい。

◎「地区計画」の説明  (地区計画課 小俣主査)
地域にはその地域の特性がある。良いところを守り、問題点は改善していく必要がる。「地区計画」は、まちづくりルールを定める事でまちづくりの課題を解決していこうというもの。
「都市計画」よりも緩やかで、まちに合ったルールを住民の皆さんと定めていくというのが「地区計画」である。
<「地区計画」の内容>
地区の方針=どんなまちづくりにしたいか
整備の計画=具体的な建築物の制限。(高さの制限、敷地面積の制限等)
定める内容=形態衣装の制限(外観、色等)

{質疑応答}
●質問1
下落合2丁目~4丁目に限るというのはなぜか?
■回答1  (小俣主査)
みどりの問題、マンションの問題で課題が山積している。聖母坂、新目白通りで囲まれている下落合2丁目~4丁目を第一段階として対象とする。その後中落合、上落合を考えていく。

●質問2
落一地区を全て一緒に考えていく事は出来ないのか?
■回答2 (小俣主査)
範囲が広大になり過ぎると、まとまりという点で難しい。

●質問3
地区協議会で取り掛かるのに落一地域全体が対象にならないのはおかしい。地区計画課の前術のような回答では理解できず納得できない。エリアの質問に対して分かり易い回答がほしい。
■回答3 (小俣主査)
地区計画は、その地区の特性を見て課題を解決していこうというものである為、広過ぎない地区面積で定めていく。聖母坂や新目白通り等が重要という事ではなく、広い道路で分かれている所は特性が変わってくるという事がある。面積が広がり過ぎて其々の課題が多くなると、まちづくりの方針、方向が変わってくる。一定のまとまりがあり、同じような特性がある地域で目指す方向性をまとめられる範囲という事でエリアを定めた。

●質問4
落一地区協議会で「地区計画」の作成に関わるというと、落一地区を範囲と考えてしまう。
地区協議会に協力を得たいのであれば、委員が平等に発言できるように落一地区全体を範囲とするべき。地区協議会のエリアを念頭に置いて範囲を定めるべきではないか?
■回答4 (小俣主査)
「地区計画」は定めた地域だけではなく、接する地域にも影響が出てくるので、該当範囲の方々と範囲以外の方々両方の意見を伺い定めたい。その思いもあり、地区協議会に協力をお願いしたい。

●質問5
まちづくりの会により中落合1丁目のまちづくりガイドラインは決定している。「地区計画」を作成するにあたり、下落合2丁目~4丁目についてもまちづくりガイドラインが決定すると思うが、これは地区協議会ではなくまちづくりの会が作成するものだと思う。2つの会がごっちゃになっていないか?
■回答5 (小俣主査)
地区協議会とは別に中落合にはまちづくり協議会があるが、中落合も含め、今後落一地域全体のルールを考えていくという中で、これまでに都市マスタープランを作成した経緯もあることから、地区協議会に意見を頂き、進めていきたい。

●質問6
行政はまちづくりという中で下落合2丁目~4丁目と決めているが、地区協議会が関わるのであればやはり落一の範囲と考えてしまう。下落合2丁目~4丁目と決められてしまったのでは、地区協議会の意味がないのではないか?
■回答6  (鈴木所長)
下落合2丁目~4丁目が対象範囲となった経緯について。
十数年前、おとめ山周辺地域に対して地区計画の作成について賛否を伺ったところ、何人かの地権者の反対があり計画が中止となった。その後、狸の森で下落合みどりトラスト基金ができた。この事から区は、まずは下落合2丁目~4丁目について地区計画を作成しようと考えた。という回答を以前地区計画課担当課長から得ている。

◎一時まとめ
地区協議会として地区計画(案)を作成するにあたり、条件・方法を考える。それについては他の議題が終わった後に話し合うこととする。

2)自転車PT報告事項
{無灯火防止啓発キャンペーンについて}
  • 7月26日(木) 「無灯火防止啓発キャンペーン」実施
    <参加者>  地区協議会委員 20名
    <協力>    戸塚警察 3名 ・ 消防団第11分団 11名 ・ 事務局 4名
    ※詳細については配布資料[2]を参照
  • 「無灯火防止啓発キャンペーン」継続について
    実施後報告会で、キャンペーンは続けた方が良いとの意見が多かった。
    秋の終わり頃に「無灯火」に限らず第2回目のキャンペーンを実施したい。

{自転車安全走行キャンペーンイベントについて}
  • 会場設営などはイベント会社に委託する。
  • 実施日・・・11月11日(日)
    実施時間・・・午前中業者の搬入、会場設営
    午後からイベント開催
  • 実施場所・・・落合第一地域センター  4Fホール (必要に応じて3Fも)
  • 内容
    [1]自転車商協同組合に協力を依頼し、自転車整備や点検をしてもらう
    [2]講演会・学習会を行う (候補→自転車活用推進研究会代表・事務局長 小林 成基 氏
    [3]映画鑑賞
    [4]小・中学生から自転車交通安全のポスターを募集し、イベント会場に掲示する
    [5]子供達にも楽しんでもらえるよう、お祭りらしい会場にする
    [6]啓発グッズを配布する (啓発物品未定)
<決定事項>
 日程、時間、場所について全体会の承認を得る

3)周知PT報告事項
{地区協議会広報紙創刊号の発行について}
  • タイトルについて
    「みどりの風」]
  • サブタイトルについて (固定のものとし、毎号記載する)
    「ともにつくるみどり豊かで安心なまち」
  • 紙面割りと内容について
    ◎1面  地区協議会とは?
     地区協議会とはどういうものか、という事と、清水代表の挨拶
    ◎2面、3面  実施報告
     地区協議会で行った活動の実施報告、また、今後予定されている活動のお知らせ
     創刊号は「無灯火キャンペーン」「安全走行イベント」の記事を載せる
    ◎4面  お知らせとお楽しみ
     地区協議会からのお知らせや問題提起のページ。その他クイズや雑学を載せる。
     創刊号は各PTの紹介、編集後記、趣味の雑学、囲碁と将棋のクイズ、事務局連絡。
  • 今後の発行について
    8月、11月、3月の3回発行とする
  • 配布について
    • 各町会に配布したい
    • 各出張所に配布したい
    • 各地域団体に配布したい
    • スーパーに置いてもらう
  • 印刷について
    創刊号は外注する。その後の広報紙は予算を考えながら外注にするか手刷りにするか決める。
<決定事項>
 タイトル、サブタイトル、配布案について全体会の承認を得る

4)他プロジェクトチームの活動について
「視察PT」「学習会・講演会PT」共に、委員の皆さんの意見を聞いて今後を決めたいとの報告。

3.その他

◆事務局からの情報提供◆
地区協議会は平成17年10月に立ち上げられ、この同時期に区民会議も立ち上がった。
其々の役割
 区民会議・・・基本構想・基本計画を担当 → 基本構想審議会
 地区協議会・・・都市マスタープランを担当 → 都市計画審議会
其々が検討を重ね、そして、其々の会の意見を尊重して答申が出された。この答申を基に、現在区が基本構想基本計画を策定している。スケジュール的には、区の第4定例会で素案を出してくる。
その記述の中に地区協議会に関係する事が2つある。

[1]地区協議会にどんな権限があるのか。地区協議会で議論した事にはどの程度の影響力と権限があるのか。という事について住民自治基本条例という条例の中で明確にしたいという事が提言されている。条例化することにより、地区協議会の位置づけが明確化される。

[2]現在、地域の課題解決に取組んでいる団体として、地域センターの管理運営委員会と地区協議会がある。今後この2団体の連携が課題となっている。今後、条例化までの2~3年の間に連携について検討しなければならない。

上記の内容が、8月25日号の区広報で紹介される。

4.地区計画の条件

  • 本日地区協議会から出た付帯意見を真摯に受け止め、担当課長に伝える。
  • 案件・内容の程度によっては、区からそれなりの立場の人が出席する。
  • 毎月の定例会の中で地区計画(案)作成の件だけに時間を割けない事を了承する。
  • 地区計画(案)作成の期限は決めない。
  • まず区がたたき台を作成し地区協議会に提出する。それに対し地区協議会が意見・要望を提出する。区はその意見を汲み、修正をし、再度地区協議会に提出し意見を求める。という、地区協議会が主導となる形で進めていく。
  • エリア問題にきちんとした回答が出せていない。次回の地区協議会までに分かり易い回答を用意する。
<決定事項>
  • 8月20日頃までに、区にスケジュールも含めた素案を地区協議会へ提出するよう要請する。
  • 区から素案の提出があった後に会議を設け、今後どのような方法で作成していくかを話し合う。
    そこで話し合った事を次回の定例会の議題とする。

配布資料

[1]平成19年度第5回落合第一地区協議会次第
[2]「無灯火防止啓発キャンペーン」実施報告
[3]各プロジェクトメンバーリスト

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