区内における化学物質の環境への排出量等

最終更新日:2019年8月16日

新宿区では、平成13年10月から、環境確保条例により事業者に対して化学物質の適正な管理と使用量等の報告を求めています。平成30年度報告分(平成29年度の使用量報告)の概要をお知らせします。

平成29年度の特徴

  • 環境への排出量は、報告制度開始以降減少傾向であり、平成25年度(50トン)から29トン(58%)減少し、21トンとなりました。
  • 過去に上位物質であったイソプロピルアルコールは、印刷業の技術革新等により減少傾向にあります。

適正管理化学物質使用量・排出量

(1)使用量報告

  • 上位4物質であるトルエン、キシレン、ヘキサン、ベンゼンはガソリン中などに含まれている揮発性有機化合物です。この4物質は全使用量の95%以上を占めています。主な使用施設は燃料小売施設(ガソリン等)の販売量が大きいです。

   適正管理化学物質使用量報告(上位5物質他)          (単位:t)
年度
化学物資名
25 26 27 28 29
トルエン 3,699 3,568 3,435 3,177 3,245
キシレン 1,473 1,391 1,335 1,219 1,237
ヘキサン 768 761 763 708 731
ベンゼン 162 156 157 146 151
塩酸 73 62 48 62 53
その他 129 127 103 96 92
6,304 6,065 5,841 5,408 5,509

(2)排出量報告

  • イソプロピルアルコールは印刷業で、アセトン・ヘキサンは教育・研究機関で主に使用される化学物質です。

   適正管理化学物質排出量報告(上位3物質他)           (単位:t)
年度
化学物資名
25 26 27 28 29
イソプロピルアルコール 24 14 5.5 2.1 3.7
アセトン 6 7 6.0 6.0 3.4
ヘキサン 5 4 3.5 3.2 0.3
その他 15 15 14 15 14
50 40 29 26 21

近年の状況概要

新宿区の適正管理化学物質の排出量は、毎年減少しています。特にVOC(揮発性有機化合物)であるトルエンとイソプロピルアルコールの排出量は、区内大規模工場がトルエンを使用する製造の一部を地方工場へ移したこととイソプロピルアルコールについては代替品を使用するようになったため、大幅に減少しました。
VOCは、光化学オキシダントやSPM(浮遊粒子状物質)の原因となり、平成16年5月には大気汚染防止法が改正され、大規模施設を対象とする排出規制と事業者の自主的取組による排出抑制の組合せによる制度が始まりました。東京都においても事業者の自主的取組によるVOC対策の技術支援を行っています。

リスクコミュニケーション

化学物質のリスクコミュニケーションは、化学物質による環境リスクに関する正確な情報を事業者、市民、行政等が共有しつつ、相互に意思疎通を図るものであり、化学物質によるリスクの低減を図っていくためには、リスクコミュニケーションを進めていくことがきわめて重要です。
そのためには、化学物質に関する情報を、事業者自らが積極的に発信することで社会的意義は大きなものがあり、企業の環境対策に対する姿勢が高く評価されます。事業者の皆様は、自社の環境に対する取り組みを外部に発信する手段として、企業イメージの向上に積極的に利用していただきたいと思います。
リスクコミュニケーションにご協力いただける事業者の方は環境対策課公害対策係までご連絡いただきたいと思います。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 環境清掃部-環境対策課
公害対策係 (本庁舎7階)
電話:03-5273-3764
FAX:03-5273-4070

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