新宿区自治フォーラム2019『多様な主体による地域連携への挑戦』

最終更新日:2019年4月25日

 新宿自治創造研究所は、平成31年3月16日(土)午後、新宿区自治フォーラム2019「多様な主体による地域連携への挑戦」を新宿文化センター小ホールで開催しました(参加者60名)。フォーラムでは、新宿自治創造研究所担当部長の挨拶の後、企画政策課長から、「多様な主体による区政参加の促進」というテーマで新宿区自治基本条例の検証結果の報告がありました。その後、新宿自治創造研究所副所長から、研究所の30年度の活動報告として「地域における公民連携の現状」というテーマで、地域における多様な主体が連携することにより持続可能な地域運営を図ることを目的とする「地域連携型(研究所が独自に提示した分類)」の公民連携(PPP)の説明や、事例の紹介がありました。
名和田氏の講演の様子名和田先生の講演の様子
 次に、法政大学法学部教授の 名和田 是彦 先生から、「地域交流を促進させる新しい取組の可能性」というテーマで講演していただきました。名和田先生は、全国及び新宿区の世帯の状況や地域のつながりの現状を述べられた後、大きく次の4つの項目に分け、全国の様々な事例を紹介くださいました。
(1)「町会・自治会の危機と新しい挑戦」~自治会の加入率の現状や活動事例
(2)「都市内分権などの新しい仕組み」~地区協議会やエリアマネジメントなどの取組事例
(3)「地域包括ケアの可能性」~地域福祉的な取組事例
(4)「地域集会施設の進化と交流拠点づくり」~コミュニティカフェやプレーパークなど公共空間の活用の利点や成功事例
 地域交流の促進に向けて、とても参考となる内容でした。
パネルディスカッションの様子パネル・ディスカッションの様子
 基調講演の後、「多様な主体による地域連携への挑戦」をテーマに、パネル・ディスカッションを行いました。パネリストには、学識経験者と地域で活動されている方をそれぞれ3名ずつお招きしました。基調講演者の 名和田 先生、相模女子大学エグゼクティブアドバイザーの 松下 啓一 先生、NPO法人「街ing本郷」代表理事の 長谷川 大 氏、一般社団法人「ブルーミング・マム」代表理事の 前田 カオリコ 氏、「まっちわーくグループ早稲田」第18期幹事長の 吉崎 瑠衣 氏、関東学院大学法学部准教授の 牧瀬 稔 先生の6名で、新宿自治創造研究所の 金安 岩男 所長がコーディネーターを務めました。
 パネル・ディスカッションでは、パネリストそれぞれが自身の活動の紹介を行った後、地域で活動する団体の資金調達の手段や後継者問題、事業の継続性などをテーマに議論しました。パネリストの方々は、それぞれの活動での実体験を基に、熱い思いを語り合い、大変充実した内容となりました。会場からの質問に対しても、パネリスト全員で話し合い、活発な意見交換がされました。
 最後に、パネル・ディスカッションを受けて、地域で活動している団体の資金繰りや、コミュニティの後継者の問題などについて区長からコメントがあり、閉会となりました。

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