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定例記者会見(令和5年第4回区議会定例会)区長説明要旨

最終更新日:2023年11月20日

この発言要旨は、令和5年11月20日(月曜)14時から行われた記者会見における区長説明の要旨を掲載しているものです。当日配布資料もダウンロードできます。
【注】本文は口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更があることがあります。
皆さまにはお忙しい中をご出席いただき、ありがとうございます。
本日は、最近の区政の動きについてご説明するとともに、今月29日から12月8日までの日程により開かれます、「令和5年第4回区議会定例会」の議案等についてご説明申し上げ、区政への一層のご理解を賜りたく、お集まりいただきました。
それでは、資料に沿ってご説明いたします。

お手元の『参考資料1』をご覧ください。
学校給食費の無償化
『学校給食費の無償化』についてです。
区では、物価高騰や子育て世帯への支援方策の一つとして、各学校の給食食材費補助や多子世帯に対する給食費の無償化を実施するなど、保護者の方々の給食費の負担が増えることのないよう学校給食の提供に取り組んできました。
令和6年度は、さらなる子育て世帯の負担軽減を図るため、新たに全ての子育て世帯を対象に区立学校の給食費を無償化するとともに、私立学校就学者等への給食費相当額の支給を実施します。
対象者は、区立学校就学者約13,000人と私立学校就学者等約5,300人です。
支給方法は、区立学校就学者については給食費の徴収をせず、全額公費負担とします。私立学校就学者等については給食費相当額を給付金として支給します。

次に、『参考資料2』をご覧ください。
町会・自治会活性化と地域コミュニティづくり
『町会・自治会活性化と地域コミュニティづくり』についてです。
資料左側をご覧ください。
1の(仮称)町会・自治会活性化推進条例制定に向けた検討についてです。
現在、町会加入率の減少や活動の担い手不足が深刻化しており、町会・自治会組織の活性化が課題となっています。このため、地域コミュニティづくりの中心である町会・自治会活動の活性化に向けた条例を制定し、地域コミュニティの活性化を図ります。
条例は、令和5年度に骨子案、令和6年度に素案を作成し、令和7年度の条例施行をめざします。
今年度は条例骨子案の作成に向けて、8月末から9月上旬にかけて10地区の町会・自治会連合会で条例検討に向けた意見交換会を実施してきたほか、10月には、学識経験者、町会・自治会、商店会、大学等で構成する「(仮称)町会・自治会活性化推進条例検討委員会」を設置しました。現在、令和6年3月の条例骨子案の作成に向けた検討等を行っています。
資料右側をご覧ください。
2のマンション向け情報発信と個別訪問によるコミュニティづくりについてです。
マンション等の集合住宅居住者は、地域との接点が少なく、コミュニティへの関心も持ちにくい傾向にあります。このため、区は、区公式LINEを活用したマンション向け情報配信や、区内タワーマンションへの個別訪問により、町会・自治会とマンションの接点づくりや、マンション内のコミュニティづくりを推進しています。
マンション向けの情報配信は、10月30日に配信を開始しました。地域のイベント情報やマンションのコミュニティ活動の取材記事、防災情報、セミナーなどの情報を月1回定期的に配信します。
タワーマンションの個別訪問は、昨年度から実施しており、マンションのコミュニティ活動・地域との関わり・防災の取組等をヒアリングし、地域との接点づくりや必要な支援等を行っています。

次に、『参考資料3』をご覧ください。
大久保通り周辺(大久保地域)の混雑・環境対策の推進
『大久保通り周辺(大久保地域)の混雑・環境対策の推進』についてです。
大久保通り周辺では来街者が増加し、まちの賑わいはコロナ禍以前の状況に戻りつつあります。これに伴い、店舗前に滞留し、買い物や飲食をする方が徐々に増え、地域住民の通行が妨げられているほか、騒音やごみのポイ捨てなどの問題が生じています。
区ではこうした状況に対応するため、今年度、新大久保ルールの周知徹底や周知啓発物品の作成・配布のほか、飲食・滞留スペースとして西大久保公園へのテーブル・椅子の増設やそよかぜ橋飲食スペースへの誘導幕を設置し、誘導を強化しました。
また、官民が一体となって大久保通り周辺の混雑・環境対策等の課題に取り組むため、区・町会・商店会・新宿韓国商人連合会・駅・道路管理者・交通管理者・大学等を構成員とする「(仮称)大久保通り周辺の混雑・環境対策等推進協議会」の令和6年度の設置に向けた準備会を本年12月に発足します。
来年度以降、官民が一体となって大久保通りの混雑対策として新大久保ルールの徹底・PR強化や、飲食・滞留スペースの利用促進、歩行者が通行しやすい歩行空間の整備に取り組むほか、生活環境の向上を目的に、来街者・店舗へのマナー周知と協力要請や、路上のポイ捨て防止等環境美化に向けた取り組みを進めていきます。また、まちの魅力再発見に向けて、「大久保つつじ」や「鉄砲組百人隊行列」など地域の歴史的・文化的な資源を活用し、まちの魅力づくりを推進していきます。

次に、『参考資料4』をご覧ください。
令和6年新宿区はたちのつどいの開催
『令和6年新宿区はたちのつどいの開催』についてです。
令和6年1月8日の成人の日に、京王プラザホテルで、令和6年新宿区「はたちのつどい」を開催します。
はたちの節目をお祝いするため、式典、ステージイベントを実施します。
ステージイベントでは、ゲストがはたちを迎えられた方々とはたちの節目を一緒にお祝いし、場を盛り上げます。ゲストは当日発表します。
また、地場産業の魅力発信として、区内染色業者が制作した着物10着を、応募で選ばれた、はたちのつどい参加者に貸し出すとともに、会場で着物のPR活動にご協力いただきます。
参加者の皆さまには、友人や懐かしい仲間と楽しいひとときをお過ごしいただきたいと思います。

次に、『参考資料5』をご覧ください。
第21回新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソンの開催
『第21回新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソンの開催』についてです。
第21回を迎える新宿シティハーフマラソンを、令和6年1月28日に開催します。
前回と同様、全てのレースのスタートとゴールを国立競技場とし、オリンピック・パラリンピックのレガシーを感じながら走っていただけるコースとしています。
ハーフマラソンでは、昨年度ご好評をいただいた、名所 神楽坂を駆け上がるコースとし、定員を5,000人から5,900人に増やしました。
また、国立競技場では、小・中学生や地域団体による パフォーマンスステージや新宿の魅力をアピールするジョイントイベントを開催し、走る人も応援する人も、誰もが楽しめる大会とします。
10月末までの出走エントリーには、全種目で、14,000人を超える申込みがあり、前回大会を上回る参加者となる見込みです。
一方、大会実施に伴う交通規制等の周知や、地元警察署の協力のもと、交通規制やコース警備、う回説明を丁寧に実施することで、参加者や観覧者、沿道等での応援の方々、まちの往来の方々にも、安全な大会となるよう準備を進めています。
多くの皆様に、第21回の新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソンをお楽しみいただければと思います。

次に、『参考資料6』をご覧ください。
ふるさと納税返礼品の受付状況について
『ふるさと納税返礼品の受付状況』についてです。
区では、令和5年10月1日からふるさと納税の返礼品を導入しました。
11月15日までに、申請件数として793件、金額として4,201万6,500円の寄附をいただきました。
人気の返礼品は、カテゴリ別に「区内レストランのお食事券」、「区内の対象施設で使える宿泊券・トラベルクーポン」、「区内で体験できるイベント参加券・チケット」となっています。
なお、先ほどご説明した『新宿シティハーフマラソン』の出走権も返礼品とし、51件・255万円の寄附をいただきました。
返礼品には、『JR新宿駅長プレミアム体験プラン』や『終電後の新宿駅に潜入!誰もいない新宿駅を満喫プラン』、『しんじゅく逸品の品物』、『地場産業の品物』など、品物をお送りする「モノ消費」の返礼品から、実際に新宿区を訪れて楽しんでいただく「コト消費」の返礼品まで、魅力のある返礼品を幅広くご用意しています。
皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。

次に、『参考資料7』をご覧ください。
新宿駅周辺地域のまちづくり
『新宿駅周辺地域のまちづくり』の進捗状況についてです。
新宿駅では、駅・駅前広場・駅ビル等が一体となった新宿グランドターミナルとして再編するため、「新宿の拠点再整備方針」に基づくまちづくりを進めています。
資料右側をご覧ください。
「新宿グランドターミナルの一体的な再編」では、「新宿駅西口地区開発計画」において、令和4年10月に工事が 始まり、重層的な歩行者ネットワークや立地特性を活かしたビジネス創造発信施設の整備が進められています。
「(仮称)新宿駅西南口地区開発計画」では、甲州街道の 南側の街区で今年の4月から工事が始まり、駅とまちの連携を強化する重層的な歩行者ネットワークや、にぎわいと交流を生み出す滞留空間等の整備が進められていきます。
なお、これらの開発計画を進めるにあたっては、オフィス部分のZEB Ready(ゼブレディ)やZEB Oriented(ゼブオリエンテッド)等の取得を区として働きかけ、環境に配慮したまちづくりを進めていきます。
西新宿一丁目地区地域冷暖房施設については、「新宿駅西口地区開発計画」における建物の建設に伴い、地域冷暖房施設による熱供給を行うため、都市計画手続きを進めています。

次に、『参考資料8』をご覧ください。
地域の特性を活かした駅周辺のまちづくりの推進
『地域の特性を活かした駅周辺のまちづくりの推進』についてです。
区では、西早稲田駅前地区、飯田橋駅東口周辺地区、高田馬場駅周辺地区において、地域の課題解決に向けたまちづくりを推進しています。
資料左側をご覧ください。
西早稲田駅前地区では、地区内土地・建物所有者による「西早稲田駅前地区まちづくり勉強会」を立ち上げ、地域課題を解決し、魅力あるまちづくりの検討を行ってきました。本年11月16日には、勉強会の範囲や、対象者を居住者まで拡大した「西早稲田駅前地区まちづくり協議会」を設置し、まちづくりの検討を開始しました。今後、アンケートを実施し、まちづくりの検討を進めていきます。
資料右上をご覧ください。
飯田橋駅東口周辺地区では、令和4年8月に策定した「飯田橋駅前地区基盤整備ビジョン」の実現に向け、再開発等の機運醸成を図るため、「飯田橋駅直近ゾーンまちづくり検討会」を下宮比町及び揚場町の土地・建物所有者を対象に、令和4年12月、令和5年3月、令和5年8月の計3回開催しました。今後も引き続き、まちづくりの意義や必要性、まちづくりの手法などの検討を行う予定です。
資料右下をご覧ください。
高田馬場駅周辺地区では、令和4年7月に策定した「高田馬場駅周辺エリアまちづくり方針」の実現に向けた検討、意見交換等を行うため、学識経験者や鉄道事業者等による「高田馬場駅周辺エリアまちづくり推進検討委員会」を令和5年1月に、また地元組織代表者等による「高田馬場駅周辺エリアまちづくり推進協議会」を2月に設立し、まちづくりの検討を進めています。

補正予算の概要について
次に、令和5年度11月補正予算の概要について説明いたします。
定例記者会見資料の1ページから3ページに、補正予算の概要を記載していますのでご覧ください。
この度の補正予算は、一般会計と特別会計の総額で9億2,106万5千円です。
主な経費としては、「中小企業者に対する経営力強化支援事業」や、「事業者向け省エネルギー及び創エネルギー機器等補助事業に要する経費」等を計上しています。
概要については、記載のとおりです。
今定例会では、これらを含めた、補正予算案2件、条例案等29件の議案を提出しています。
以上で、私からの説明を終わります。
今後とも、区政へのご理解、ご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

本ページ掲載詳細情報に関するお問い合わせ先
  • 記者発表内容について:区政情報課 電話:03-5273-4064
  • 予算案について:財政課 電話:03-5273-4049

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