夏目漱石コンクール・こども環境絵画コンテスト～子どもたちの個性あふれる作品をお待ちしています

　区内の新型コロナワクチンの接種は、高齢者施設の入所者と従事者からスタートしました。1月の第3波の際に頻発していた区内の高齢者施設でのクラスターは、第4波では大幅に減少しました。保健所としてはワクチン接種が進んだことによるという見解です。7月6日現在、65 歳以上の方の1回目接種率は約73％、2回目まで終了した方の割合は約37 ％となっています。区の集団接種は、40～59歳の方の予約を20日から、16～19歳の方の予約を26日から開始します。また、本日15日に、12～15歳の方の接種券を発送します。未成年のワクチン接種については、ご家庭での話し合いをお願いします。稀な例として副反応の症例があげられていますが、受験や留学、スポーツ大会、就職等、今後の活動を考慮し、その上で、検討していただきたいと考えています。
　区では毎年夏に、子どもたちを対象に絵画等の作品を募集し、優秀作品を表彰する取り組みを行っています。一つは、夏目漱石コンクールです。漱石の著書の文中から心に響いた「一行」を選び、その思いを文章で表現してもらう感想文の部門と、自分が見た夢・見たい夢をテーマに絵を描いてもらう絵画部門があります。毎年、全国から多くの応募がありますが、感受性豊かなユニークな作品ばかりで、審査委員からも高い評価を得ています。もう一つは、こども環境絵画コンテストで、環境保全や新宿の理想の環境をテーマに絵を描いてもらいます。作品には区内の川や公園の生き物や環境を描くものも多く、身近な環境に目を向けた、それぞれの子どもの感性が光ります。作品募集はいずれも9月初旬までです。ぜひ夏休みを利用して応募してみてください。こうした取り組みを通じて、子どもたちの個性あふれる才能を伸ばしていきたいと考えています。

　現在、牛込保健センターは、施設建て替えのため矢来町の仮庁舎で業務を行っています。建て替え完成は、令和6年夏の予定でまだ先になりますが、新施設は、利用者と環境に配慮した複合施設に生まれ変わります。ユニバーサルデザインへの配慮はもちろん、施設のエネルギー消費量削減のため、高効率な断熱材利用、LED照明や全熱交換器等により、区の建物で初のZEBReady（省エネでエネルギー消費量50％以上を削減する建物）の認証を取得しています。ゼロカーボンシティの実現に向け環境への配慮が一層求められる中、新施設をリーディングケースとして、今後、電力調達や建て替え時の方策等、区有施設における環境への配慮の基本方針について検討してまいります。
 

　

令和3年7月15日