区長の部屋メニュー

区民の皆さまへ 政府の緊急事態宣言を受けて

最終更新日:2020年4月15日

 区民の皆さまには、感染拡大防止のためご理解とご協力をいただき、感謝を申し上げます。4月7日付で政府が「緊急事態宣言」をしました。都内においては3月後半から感染が急激に拡大したため、区立学校・幼稚園等も5月の連休以降まで休業としました。その他、生涯学習館や地域交流館等の区民利用施設も休館とさせていただくこととなりました。区内の感染状況を見極めながら、安全を第一に考えたうえで、再開できる日を検討していきたいと考えています。
 都内での感染者は、3月後半からは感染経路が不明な事例が増えています。未知のウイルス感染症ですので、医学的な情報も日々新たなものが流れてきますが、4月1日の専門家会議の分析では、
[1]都市部を中心に感染者が急増している
[2]年代を問わず人に感染させている
[3]医療供給体制が逼迫(ひっぱく)しつつある地域が出てきている
とされています。
 この度のウイルス流行は、当初想像されていたよりも長期戦となるといわれています。iPS細胞の研究で有名な山中伸弥教授の言葉をお借りすると、「新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではなく、マラソンです」とのことです。専門家会議のレポートでも触れられていましたが、3月中頃の「コロナ疲れ(自粛疲れ)」で警戒感が緩んでしまったことが急激な感染拡大につながったとも指摘されています。終わりが見えない中で、ご不安とご不満が募るばかりだと思います。大災害が発生したときと同じように、普段の生活の中でできる(感染)対策を行うことで大切な生命を守り、公的なセーフティネットを活用しながら経済面での生活を守っていければと思います。
 区としても、お預かりしている税金をどのタイミングで、どの様に使わせていただけば、持続的に生命や暮らしを守れるかを考えながら対応してまいります。さまざまなライフスタイルの方が集まっている新宿ですので、万能な政策はありませんが、より多くの方に効果的な対策をとってまいります。
令和2年4月15日

本ページに関するお問い合わせ