被災地支援活動を通じて学ぶことは大切です

　今年も、台風や豪雨により大規模な浸水やライフラインの停止などの被害が、各地で発生しました。被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。区では、台風第15号で被災した千葉県内2市へ職員を派遣し、災害廃棄物運搬等の業務にあたってきました。毎年のように発生する観測史上最大規模の自然災害を見るにつけ、「明日は我が身」と他人事と思うことができません。新宿が被災した際にどう対応するか、支援活動を通じて学ぶことは大切です。今後も都や23区と連携し、被災地支援を行っていきます。

　区民の約8割がマンションなどの集合住宅に住んでいることをご存じでしょうか？ 20階建以上の“タワーマンション”は40棟以上あり、今後も増えることが見込まれます。人間は、一人では生きていくことが難しい生物です。密閉性の高いマンションが増える中で、居住者同士の交流の不足、災害への対応、地域との関わりの希薄化が心配されます。そこで、今年度、区内のタワーマンションの居住者・管理組合、マンション周辺地域の町会・自治会を対象に、コミュニティ意識や自治会活動等に関する調査等を実施します。近年完成したタワーマンションの中には、地域の防災訓練への参加や、地域の方にも開放したサロンの開設など、地域交流に取り組む管理組合もあります。調査結果を踏まえ、地域コミュニティづくりの支援につなげてまいります。

　区内全域で多彩なイベントが展開される「大新宿区まつり」が始まりました。10月20日には、メインイベントである「ふれあいフェスタ2019」を都立戸山公園で開催します。パラスポーツ体験をはじめ、踊り・音楽などのステージ、友好都市や被災地の物産展等、さまざまなコンテンツを用意しています。また、11月4日まで開催している「街バルウィーク」では新宿三丁目周辺や新宿ゴールデン街、新宿西口思い出横丁、新宿御苑前駅周辺、荒木町・舟町周辺で、参加店によるお得に楽しめる食事やドリンクサービスを提供中です。各地域で開催されるさまざまなイベントを通して、多くの方に新宿の魅力を発信してまいります。

　10月17日から、区長と話そう～しんじゅくトークを区内10か所の地域センターで開催します。それぞれの地域の課題や新宿のまちづくりについて、皆さんと一緒に考える場にできればと思っています。ぜひご参加ください。

令和元年10月15日