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世代を超えて受け継ぐ平和や命への思い

最終更新日:2015年8月15日

今日8月15日は、戦後70年目の終戦記念日です。
新宿区は、昭和20年4月と5月の爆撃で区内のほとんどが焼失しました。戦争を体験された方が少なくなる中、戦争がもたらす悲惨な記憶を、世代を超えて受け継いでいきたいと思います。
先日、鹿児島県の知覧町に特攻平和会館を訪れました。自らの命と引き換えに、家族や仲間を守るために青年たちが出撃していった飛行場の跡地です。多くの人々の犠牲があって、今日の平和や私たちの命が紡がれているということを再認識しました。
昨今、いじめや虐待等により若者の生命が損なわれたというニュースが増えています。区には、悩みを抱えた青少年の相談窓口も開設していますので、苦しい時には駆け込んできてください。そして、せっかく生まれてきた生命を大切に次の時代へとつないでいきたいと思います。
写真:平和の泉・平和記念像平和の泉・平和記念像
本年度は、「新宿区平和都市宣言」から30周年を迎えるにあたり、「平和都市宣言30周年記念誌」の発行に向けて準備を進めています。記念誌には、戦争の記憶を継承するために区民の皆様の体験談や資料をお寄せいただき、掲載します。そして、区民の皆様と改めて平和への思いを共有し、「新宿区平和都市宣言」の理念を普及してまいります。
写真:河口洋一郎「呼吸する巨大宙貝Shecco(シェッコ)」 ©Yoichiro Kawaguchi河口洋一郎「呼吸する巨大宙貝Shecco(シェッコ)」 ©Yoichiro Kawaguchi
さて、新宿クリエイターズ・フェスタ2015が21日から始まります。地元企業の協賛と商店街の皆様のご協力のもと、官民一体となって新宿を盛り上げるイベントとして5回目を迎えました。今年も著名なアーティストの作品展やイベントをお楽しみいただけます。すでに、一部のイベントが先行開催され、制作過程から公開している新宿中央公園の約50トンの砂像のゴジラも完成に近づいています。東京都健康プラザハイジアでは、中東や福島県の子どものアート作品も展示されます。そのほか、神楽坂、中井、市ヶ谷などでサテライト会場を設置し、区内各所でアートをお楽しみいただけます。夏休みの思い出づくりに、ぜひ会場へお越しください。

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