新宿区感染症発生動向調査
区内医療機関から保健所へ報告される感染症の発生情報をお知らせします

　全数把握疾患は発生届を受理した件数です。発生届は、診断した医師が最寄りの保健所(医療機関の管轄保健所)に届け出ることになっています。そのため、届け出数は区内患者数と一致しないことがあります。
　定点医療機関とは、感染症の発生状況を知るために一定の基準に従って1週間又は1か月間当たりの感染症罹患者の数を報告いただく医療機関のことです。
　定点には、小児科定点（週単位報告対象）、インフルエンザ／COVID-19定点（週単位報告対象）、眼科定点（週単位報告対象）、性感染症定点（月単位報告対象）、基幹定点（週及び月単位報告対象）の5種類があり、流行状況について全体の傾向ができるだけ反映できるように、医療機関の中から、保健所管内の人口に応じた数の定点医療機関を東京都が指定しています。
　新宿区内では、小児科定点医療機関8ヵ所、インフルエンザ／COVID-19定点医療機関12ヵ所、眼科定点医療機関2ヵ所、性感染症定点医療機関7ヵ所、基幹定点医療機関2ヵ所が東京都から指定されています。
　定点医療機関は、厚生労働省令で定める感染症の発生状況（患者数）を週1回又は月1回、新宿区保健所を経由して東京都に届出ることとなっています。
　なお、2023年第19週（2023年5月8日～5月14日）から、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）が定点把握対象疾患に追加され、2023年第39週（2023年9月25日～10月1日）から、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の入院者数等の定点把握が追加されました。
　※2025年4月7日から急性呼吸器感染症(インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナなど)が感染症法上の5類感染症に位置付けられ、定点把握対象疾患として追加されました。

　1週間にひとつの定点（医療機関）あたり何人の患者の報告があったかを表す数値です。報告数の合計÷定点観測所数＝定点当たり報告数(人/定点)です。この数値によって感染症の流行状況が把握できます。