A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)にご注意ください

最終更新日:2024年4月18日

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)は、例年「春から初夏」にかけてと「冬」に小児で流行する感染症です。令和5年以降、例年より多くの報告がされています。
 今後、さらに感染が拡大する可能性があるため、十分な注意が必要です。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは?

 A群レンサ球菌による上気道の感染症です。レンサ球菌は、菌の侵入部位や組織によって多彩な臨床症状を引き起こします。日常よくみられる疾患として、急性咽頭炎の他、蜂窩織炎などがあります。

感染経路

  • 細菌が含まれた咳やくしゃみなどのしぶきを吸い込むことで感染します。
  • 細菌が付着した手で口や鼻に触れることで感染します。
  • 食品を介して細菌が口に入ることで感染します。

症状

 2~5日間の潜伏期間の後、突然38℃以上の発熱、咽頭発赤、苺状の舌などの症状が現れます。嘔吐を伴うこともあります。熱は3~5日以内に下がり、1週間以内に症状は改善します。  
 まれに重症化し、喉や舌、全身に拡がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。合併症には肺炎、髄膜炎、敗血症、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などがあります。                                             

予防

 予防には、手洗い、咳エチケットが有効です。
 咽頭痛がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

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