「栄養成分表示」を知っていますか?

最終更新日:2021年3月15日

 スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで販売されている食品やお弁当には、「栄養成分表示」が表示されています。
 「栄養成分表示」は、食品に「どのような栄養成分」が「どれくらい含まれているか」を一目でわかるようにしたものです。基本的には、熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の5項目が表示されています。この5項目に加えて、他の栄養成分が表示されている場合もあります。 
 栄養成分表示を確認することによって、エネルギーや栄養素をどれくらい摂取できるのかを知ることができ、摂取不足やとり過ぎを防ぐことに役立てることができます。
 日頃からあなたやあなたの大切な人たちの健康づくりのために、栄養成分表示を活用して上手に食品を選びましょう。
「栄養成分表示」を知っていますか?画像1

健康づくりに重要な5つの項目の働きについて

 
※BMIとは、身長と体重から算出される体格指数で、肥満の度合いを判定する数値です。
                   BMIは下の計算式で求めます。
 BMI(kg/m2) = 〔体重(kg)〕÷〔身長(m)〕÷〔身長(m)〕

目標とするBMIの範囲

    

1日に必要なエネルギーと栄養素の目安量

 年齢、性別、日常の活動量などによって必要な量は異なります。下記の表は身体活動レベル2(ふつう)で算出したものになります。
 1日の目安量の3分の1を1食分の目安として覚えておきましょう。
 
          日本人の食事摂取基準(2020年度版)より
          ※身体活動レベル2:座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、通勤・買い物
          での歩行、家事、軽いスポーツ、のいづれかを含む場合。
 
           

栄養成分表示の活用方法

活用例⓵

活用例➁

活用例⓷

栄養成分表示の豆知識

どっちの方がカロリーが低い?


 上記の場合、表示を見ただけではAよりもBの方がエネルギーが高いと思ってしまいがちです。しかし、よく見るとAは100ml当たり、Bは200ml当たりの表示となっています。そのため500ml当たりに換算すると、Aは44×5=220kcal、Bは74×2.5=185kcalとなり、Aの方がエネルギーが高いことがわかります。
 1食当たり、100g当たり、100ml当たりと表示単位は食品ごとに異なるため、商品を選んだり、食べたりするときにはよく注意しましょう。


 

ゼロカロリーは本当に0kcal?

 栄養成分表示では、「含まない」「低い」といった表示をする場合、下の表のように基準が決まっています。そのため、「ゼロカロリー」と表示されていても、必ずしも0kcalとは限りません。
 
  含まない旨 低い旨
表示例
カロリーゼロ、
ノンカロリー  など
低カロリー、カロリーオフ、
カロリーひかえめ など
基準 食品100g(100ml)当たり
5kcal未満
食品100g当たり40kcal以下
(100ml当たり20kcal以下)





 

「うす塩味」は食塩が少ないの?

 「うすしお味」、「甘さひかえめ」などの表示は、あくまでも味覚に関する表示になるため、特に基準はありません。
 「あま塩」、「あさ塩」、「糖類ひかえめ」などの表示はそれぞれ食塩が少ない、糖類が少ないという表示になるため、基準値を満たしている場合に表示できます。

「糖類無添加」と「糖類ゼロ」、「食塩無添加」と「食塩ゼロ」どっちも同じ意味?

 「糖類無添加」「砂糖不使用」などの表示は、糖類を添加していないこと、「食塩無添加」などの表示は、ナトリウム塩を添加していないことの表示です。そのため、「含まない」ということではありません。
 「糖質ゼロ」や「食塩ゼロ」は、「含まない」ということの表示になります。

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新宿区 健康部-健康づくり課
健康づくり推進係 03-5273-3047

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