危険ドラッグについて

最終更新日:2014年11月18日

危険ドラッグは合法ドラッグ、合法ハーブ、脱法ハーブ、脱法ドラッグとして知られているものです。2014年7月22日よりこれらの薬物の呼称が「脱法ドラッグ」から「危険ドラッグ」に変わりました。危険ドラッグは多幸感や幻覚作用を得ることを目的として、若者を中心に乱用が広がっています。危険ドラッグは「ハーブ」、「お香」「バスソルト」「アロマ」として販売されていますが、乱用薬物が添加されています。危険ドラッグは液体(リキッド)、乾燥葉(お香・ハーブ)、粉末(バスソルト)等形態は様々です。
危険ドラッグについて画像1左から危険ドラッグパッケージ、リキッドタイプ、お香タイプ(写真提供:東京都)

危険ドラッグ:持っているだけでも違法です~危険ドラッグ関係の法規制~

使用・所持

薬事法改正により2014年4月1日より危険ドラッグの個人の使用・所持も処罰対象になりました。違反した場合、3年以下の懲役又は300万円以下の罰金又はこれらが併科されます。

自動車運転

・危険ドラッグを所持し自動車を運転した場合 最大6ヶ月間の免許停止 ・危険ドラッグの影響により自動車事故を起こし人を死傷させた場合 【致死】1~20年の有期懲役 【致傷】15年以下の懲役 ・危険ドラッグの影響により正常な運転ができない状態で車両等を運転した場合 事故を起こさなくとも、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が課されます。

危険ドラッグの健康被害

危険ドラッグは今までの薬物と違い、毒性やその作用のデータがありません。そのために何が起こるのかわからず非常に危険です。危険ドラッグによる健康被害は2011年だけで114例寄せられています。危険ドラッグを摂取した時の症状は、意識障害やけいれん、呼吸困難や嘔吐などがあります。

危険ドラッグによる事件・事故

1 平成26年6月24日、池袋駅西口の歩道に自動車が突っ込み、6人が負傷し、1人が死亡した。事故を起こした男は運転直前に危険ドラッグを吸っており意識が朦朧としていた。
2 平成24年10月10日午前7時40分ごろ、愛知県内の横断歩道を自転車で横断していた女子高生が車にはねられ死亡した事故で、名古屋地検は事故を起こした男について、危険ドラッグ吸引の影響で正常な運転が困難だったとして、危険運転致死罪で起訴した。男は事故後に「ハーブを吸って運転した」と供述。「何かに追われていた」とも話し、事故現場の田んぼで寝たり、走ったりするなど異常な行動をとったという。
3 平成24年10月22日、都内の区立小学校に上半身裸の男が侵入し、校庭にいた児童らを追い回し、女子児童に覆いかぶさるなどした。駆け付けた警察官に現行犯逮捕された男は「脱法ハーブを吸った」と供述している。男は近くのスーパーに上半身裸で入店しトラブルとなり、店員が110番通報したため、小学校に逃げ込んだ。

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