冬季は特にご注意!ノロウイルス食中毒(令和6年更新)
~ノロウイルスは「持ちこまない・つけない・やっつける・拡げない」~
最終更新日:2024年10月29日
ページID:000033235

ノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
令和5年の食中毒発生状況によると、ノロウイルス食中毒の事件数は、事件総数1,021件のうち163件(16.0%)で第3位でした。
患者数で見ると、総患者数11,803名のうち5,502名(46.6%)で第1位となっており、ノロウイルスによる食中毒患者が多いことが分かります。
ノロウイルスによる感染を防ぐために、ノロウイルスの予防4原則「持ちこまない」「つけない」「やっつける」「拡げない」を守りましょう。
令和5年の食中毒発生状況によると、ノロウイルス食中毒の事件数は、事件総数1,021件のうち163件(16.0%)で第3位でした。
患者数で見ると、総患者数11,803名のうち5,502名(46.6%)で第1位となっており、ノロウイルスによる食中毒患者が多いことが分かります。
ノロウイルスによる感染を防ぐために、ノロウイルスの予防4原則「持ちこまない」「つけない」「やっつける」「拡げない」を守りましょう。
ノロウイルスとは?
特徴
- 少量で感染する
- アルコールが効きにくい
- 乾燥に強い
- 食品中で増殖できず、人に感染して体内で増殖する
- 二枚貝の中腸腺にいることがある
- 感染しても全く症状がない場合(不顕性【ふけんせい】感染)もある
- 感染した調理人による食品等の汚染がノロウイルス食中毒の原因の大半を占めている
症状及び治療
(症状)
体内からウイルスの排泄が続くことがある。
(治療)
- 潜伏期間(感染から発症までの時間)は概ね24~48時間
- 主症状は「吐き気」「おう吐」「下痢」「腹痛」「発熱(軽度)」
体内からウイルスの排泄が続くことがある。
(治療)
- 現在、ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤はないため、通常、対症療法が行われる。
- 特に、体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないよう、水分と栄養の補給を充分に行う。
- いわゆる下痢止め薬は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましい。
感染経路
ノロウイルスの感染経路は大きく分けて2つあります。
【食品からの感染(食中毒)】
・ノロウイルスに感染している調理人から汚染を受けた食品を食べた場合
・ノロウイルスの蓄積した二枚貝を生、あるいは十分に加熱しないで食べた場合
【人からの感染(感染症)】
・感染者のふん便やおう吐物から手指等を介して感染した場合
・感染者の手指などに付着したノロウイルスがドアノブ等を汚染し、それらに接触した場合
【食品からの感染(食中毒)】
・ノロウイルスに感染している調理人から汚染を受けた食品を食べた場合
・ノロウイルスの蓄積した二枚貝を生、あるいは十分に加熱しないで食べた場合
【人からの感染(感染症)】
・感染者のふん便やおう吐物から手指等を介して感染した場合
・感染者の手指などに付着したノロウイルスがドアノブ等を汚染し、それらに接触した場合

ノロウイルス食中毒予防の4原則で対策しよう!
ノロウイルスを<持ち込まない>
感染者が食品の調理に従事することによりよる食中毒が多発しています。
調理する人が感染していると、食品を食べる人に二次感染してしまいます。
腹痛や下痢の症状があるときは、食品を直接取り扱う作業は控えましょう。
ノロウイルスを<つけない>

私たちの手には、目に見えない様々な菌やウイルスなどがついています。
食品や食器、調理器具などにノロウイルスを付けないように、調理の前、トイレ使用後、食事前などは手をきれいに洗いましょう。2回繰り返し洗うと効果的です。
なお、ノロウイルスにはアルコール消毒はあまり効きません。
食品や食器、調理器具などにノロウイルスを付けないように、調理の前、トイレ使用後、食事前などは手をきれいに洗いましょう。2回繰り返し洗うと効果的です。
なお、ノロウイルスにはアルコール消毒はあまり効きません。
ノロウイルスを<やっつける>
〇加熱
一般にウイルスは熱に弱く、加熱はウイルスの活性を失わせる有効な手段です。
ノロウイルスを死滅させるためには、中心温度85~90°C、90秒間以上の加熱が必要です。
〇消毒
ノロウイルスによる感染を防ぐためには、調理器具等の消毒も重要です。
調理器具等は洗剤などを使用し、十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すことでノロウイルスを失活化できます。
また、次亜塩素酸ナトリウムは腐食性があるため、使用できない器具類については熱湯(85℃以上)で90秒間以上の加熱が有効です。
【注記】
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を使用する時は、製品に書かれている注意事項(使用方法)をよく読んで使用しましょう。
一般にウイルスは熱に弱く、加熱はウイルスの活性を失わせる有効な手段です。
ノロウイルスを死滅させるためには、中心温度85~90°C、90秒間以上の加熱が必要です。
〇消毒
ノロウイルスによる感染を防ぐためには、調理器具等の消毒も重要です。
調理器具等は洗剤などを使用し、十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すことでノロウイルスを失活化できます。
また、次亜塩素酸ナトリウムは腐食性があるため、使用できない器具類については熱湯(85℃以上)で90秒間以上の加熱が有効です。
【注記】
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を使用する時は、製品に書かれている注意事項(使用方法)をよく読んで使用しましょう。
ノロウイルスを「ひろげない」
ノロウイルスが身近で発生したときには、ノロウイルスの感染を広げないために食器や環境などの消毒を徹底すること、また、おう吐物などの処理の際に二次感染しないように対策をすることが重要です。

その他の食中毒にも注意しよう!!
ノロウイルス以外にも、食中毒の原因となる細菌、ウイルス等は複数あります。
それぞれの特徴と予防方法を知ることで、食中毒を防ぎましょう。
それぞれの特徴と予防方法を知ることで、食中毒を防ぎましょう。

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